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就労を目指す若者に活かされるビジネスパーソンのかかわり
企業に感じる「社員の社会貢献」という意志
育て上げネットでは、個店から地球規模でビジネスを展開する企業と、若者支援領域で連携協働しています。きっかけはさまざまですが、地域のイベントでの出会いであったり、職員の友人つながりであったり、ときには企業のご担当者から直接のお問い合わせをいただきます。
近年、そのようなきっかけからお互いにどんなことができるかをすり合わせるなかで「社員の参加」のお話をいただくことが増えました。直接的、間接的なかかわりを問われることはあまりありませんが、ビジネスで培った専門性を活かせるか、純粋に社員に関心があれば、本業本務と結びついていなくてもよいとの声もあります。
NPOをよく知る担当者の想いはもちろんですが、全社的な意思決定のもとで、社員の力を誰かの、何かのために活かしていく強い意志を感じます。
以前は、対面を前提とした身体性、物理的な移動を伴うものが多く、志あるビジネスパーソンであっても、まとまった時間を捻出することが難しいという話がありました。しかし、若者支援の現場でも、物理的な「場」だけではなく、オンライン空間での支援プログラムが併設されるなか、ビジネスパーソンのかかわれる範囲や選択肢が大きくなりました。
若者からあがった声「ビジネスパーソンとの接点増やして」
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2022年9月20日、育て上げネットでは、リコーグループとともにプレスリリースを出しました。
‣リコーグループと育て上げネット、「若者向けデジタル支援プログラム」を実施
昨年スタートした、若者向けデジタル支援プログラムを2022年も継続して行うこと。今年度からは、東京と長野の2拠点に拡大してプログラムを展開することが記載されています。
デジタル技術を活用したスキルトレーニングはオンライン上で実施されますが、全国にリコーグループが有するデジタルイノベーションで変化するワークプレイス(ViCreA)に足を運び、実際に体験をすることも予定されています(体験は東京、長野)。
スキルトレーニング以外の就労支援は、東京では育て上げネット、長野では認定NPO法人侍学園スクオーラ・今人が担います。オンラインを活用したデジタルスキルの習得と、実際に働く場所での体験をセットで提供するものです。
昨年度は、41名の若者が参加し、プログラム終了から半年以内で41%の若者が就労および専門学校等への進路を決めています。全国から参加された若者の92%が満足の回答をしてくれました。
その満足度の高さを紐解いていくなかでわかったのは、リコーグループ社員が非常に多く、また、多面的にかかわってくださったことへの感謝と、もっともっとビジネスパーソンとの接点を増やしたほうがよいという若者の声の大きさでした。
なぜ、若者たちはビジネスパーソンとの接点を望むのか
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プログラムを通じて、ビジネスパーソンは、人生や職場での体験談を交えたトークセッションに登壇し「ワークサンプル」という技法を使った、疑似的に作った職場を通じて実際の仕事に近い体験機会では、業務発注者(クライエント)として、案件形成から納品までを一気通貫で担当してくれました。
これから就労を目指す若者たちにとって、リコーグループの社員との空間、時間をともにするなかで、職場で働いている自分を疑似体験し、経験不足による不安の解消につながりました。
また、トークセッションやグループワークでは、誰もがうまくいかないことや失敗があり、なかには参加者と共通する経験の話が出たりと「こちら(自分たち)」と「あちら」には、想像していたほどの大きな、超えることが困難な断絶があるわけではないことも、働くことへの勇気につながりました。
オンライン空間を通じて、若者たちはビジネスの世界へ、ビジネスパーソンは若者たちの世界を往復し、そこにあった心理的な壁は少しずつ融解していきました。その体験こそが、若い者たちがもっとビジネスパーソンとの接点を作ってほしいという声につながったのだと思います。
2022年度は、1回目の開催を11月22日から、2回目を来年2月からで予定を立てています。情報を知って参加してくれた若者たちは、ご自身のお住いの場所から参加をしてくれました。少なくない若者が、NPOや支援施設の職員から情報をもらっていました。今年度は、長野県を2拠点目として、連携協働を拡大させていきますが、本プログラムに興味関心があり、参加したらよい経験になる若者をご存じの支援者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ支援者(団体)の連携も深めさせていただければと考えております。
リコーグループ×育て上げネット
若者向けデジタル支援プログラム クリエイティブ・トライ
また、若い世代の就労などに関心のある企業のご担当者さまからのご連絡もお待ちしております。
育て上げネット
工藤 啓
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