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Magic of Straw in リトアニア②出発まで

ワークショップか展示か販売か

「参加者は会期中、自身のワークショップ開催や作品展示、最終日に開かれるマーケットで作品販売もすることができます。もちろん、ただ参加するだけ、というのでもOK」と藁フェス募集要項には書いてあったことも、参加へのハードルを下げてくれていて、日々東京で仕事と育児と家事に忙殺され最低限の事前準備しかできなそうな私にはとてもありがたかった。参加申し込みはしたし、国際送金で参加費も払った。航空券もとったし民泊サイトで宿も押さえたからあとは体調さえキープすればなだれ込むだけだと藁フェスのことは一旦横に置いて日常をやっつけていた。

そんなある日。ヴィリニュスの事務局から個人的なメールが届いた。開いてみると、「モモコ。あなたからは参加のみと聞いているけれど、せっかく遠く日本から参加するのだし、何かワークショップをしない?日本の藁細工とか?作品展示でもいいわ。それを販売することもできるし。」とある。えーっ、どうしよう。正直私の頭にはそんなこと1ミリもなかった。

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