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一人で完結しない物語(作品)。クリエイターのためのnote。そして『うたスト!』への想い。

こんにちは。
シンガーソングライターのソーダ・ヒロです。

前回の記事では3月31日の受賞作品発表をもって企画終了となりましたこの『うたスト!』にて僕の作品にご応募いただいた皆様へコメントさせて
いただきました。

今回は遅くなりましたが、この『うたスト!』に対する僕の想いを書かせていただき最後の括りとさせていただこうと思います。


前半かなり自分語りの過ぎる長文になってしまっています。。
目次から読み飛ばしていただいて大丈夫ですので(^^;;

"ひとり"の活動

僕はこの『うたスト!』に参加させていただく以前は完全に一人で物事を完結させることに終始していました。
それは高校から出始めたストリートライブ活動時代から、3人組のユニットを組んでいたにも関わらず自分の楽曲制作に対して他のメンバーを介入させず作詞も作曲も自分一人でする、そして出来上がったものを3人用にパートを割り振って歌う。聴く側からすれば3人の"共同作業"のように見えますが、本質は"一人"での単体作業です。
結局のところ"自分の考えを変えられることを嫌がった"のだと思います。また"自分の考えと異なる考えを受け入れることができなかった"。「音楽とはこういうもの」「いいと思う感覚は自分の持ってる感覚が一番正しい」と、世間知らずな視野の極狭な考え方に囚われていました
そのことは結果としてグループの活動の幅を狭めましたし、メンバーとの温度差の原因ともなったと思います。メンバーはさぞかし窮屈に感じていたとその当時を振り返ってホント申し訳なく思います。

10年活動して結局グループは解散し、ソロになっても考えを改めることができず、楽曲コンテストに出した作品もことごとく酷評でした。
何が間違っているのか、何を変えれば良いのか、答えの出ないまま悶々と過ごし、数年間音楽と距離を置きました。諦めようと何度も思いましたがそれだけの時間を経過した分、「あの日々は全部無駄だったのか?」と過去に費やした"時間"に対しても執着してしまっていました。
諦めようとしても諦め切れず、それまで人付き合いもままならなかった自分が音楽を得てから変われた、という"一縷(いちる)の人生の希望"が忘れられず、要は単なる"意気地無し"です。
自分の承認欲求を満たしてくれるツールとして音楽を道具のように扱っていた、ということかもしれません。

何もかもが分からない。活動するグループもない、お客さんもいない、僕の周りには誰もいなくなってしまった。また音楽を始める前の意気地無しで億劫な自分だけが残り、全てのことがリセットされてしまったと。
(過去の僕の失敗談まとめはこちら↓↓↓)


自分をリセットして再出発

ただ、逆に0(ゼロ)になったことで「もう一度1から始めてみよう」と思えました。
発信する場を求めてYouTubeに楽曲をアップし、誰かの意見を求めてアメブロから発信を始めてみました。

僕の偏った考えから叱咤されることもありました。
でもそれでもいいと思いました。どこに何を投げても何の返答のない場所で一人で悶々と塞ぎ込むより、どんな意見でもぶつけてもらえることの方が何倍も自分には価値のあることに思えました。
多くの方と意見を交え、自分の意見に反応があること、また、交流が広がることはとても有意義でした。
ただ投稿を重ねても重ねても自分のアクションに繋げることができずにいました

そんな時noteを知りました。

『note』という“クリエイターのための空間”

noteに来て強く思った印象が「クリエイターがクリエイターに発信してる!」というものでした。
アメブロでまだまだ僕の視野が狭かったのもあるかもしれませんが、noteには先に挙げた印象を色濃く感じました。
皆がクリエイターなのです。
クリエイターがクリエイターを応援し、そのクリエイターの作品をまたクリエイターが肯定的に受け入れ多種多様な芽が育つ。

「いいものが勝つ」なんていう自分の感覚的なものさしの中で、意固地な正解の判断方法では切り捨てられていたその世界線では陽の目を浴びない(と僕が勝手に思っていた)部分も掬い上げて下さり、自分をガチガチに守っていた意固地の殻が外され、一つまた一つと見たこともない柔くて青い新芽みたいな新たな価値観が芽生える感覚がありました。

noteのクリエイターの皆様はホント生き生きと発信されています。見たこともない多種多様な個性がここでは様々な色合いを持って生き生きとその世界を広げている。もちろん時に苦悩や悲しみに歯を食いしばりながら、もがいてもがいてその答えを必死に探しながら。でもその姿すらこの空間では"バトン"になる。
クリエイターがクリエイターを応援する"生き様"としての刺激の受け合い

(前置きがずいぶんと長くなりました、、、)

『うたスト!』が体現したもの

うたスト!』はまさにそれを体現した企画

クリエイターが作った作品を

「こういう見方もできるんじゃない?」
「こう発展すると違うアプローチになるかも」
「自分の感覚と照らし合わせばこう思う」

などなど、

また別のクリエイターが解釈を補ったり全く違う表情を発見したり、
楽曲には新たな価値が生まれ、また、そこから生み出された新たな物語(小説、短歌、イラストなど)のためのテーマソングとなる。
作品が作品を支え、掛け合わさり拡がり、塗り替えてまた新たな価値が生まれる。

僕は今まさにその中で当事者としてその瞬間に立ち会えているのだ、と。
毎日のように投稿して下さる皆様の作品を拝見させていただき、日々心が震えるような熱量を感じていました。

一つの作品が様々な可能性を持って広がっていくこと。しかもそれは他の人の感性と入り混じって良い意味で予期せぬ方向へと。

自分の作品が自分の手を離れて様々な方向に歩き出すその心地をこんなにも体験できたのは初めてのことでした。


僕は自分が発信者になりたいと思っていました。周りに合わせるだけの人任せな生き方をこの作品作りの時だけはわがままにエゴにまみれて自分の中の言葉にできない喜びや時に鬱屈した不安定な気持ちをありのままぶつけたい、と思っていました。
それだけに
自分の要素が薄まることをすごく避けていたのだと思います。

でもその考えは全くの逆でした。

誰かと掛け合わさることで生まれる新たな価値に気づき、一方向だけだった自分の表現の形が二つ、三つと増えていき、見たこともない新たな表現の可能性に気づくことができました


本当に参加してよかった。今振り返っても心からそう思います。


皆様へのお礼

ミュージシャン側でご一緒させていただいたPJさん大橋ちよさんジユンペイさんハナウタナベさんの創作スタイルの違いや発信する上でのスタンス、リスナーへの想い、考え方、そうしたものを間近で見れたこともまたすごく勉強になり、「自分は独りよがりだったなぁ」と自分の器の小ささにも気付かされました。
(ミュージシャンのみなさんの最新記事↓↓↓)

そして何よりその楽曲から物語を創作していただいた皆様の作品に多大なる感銘を受けました。感謝してもし尽くせません。

こんな部外者みたいな僕にお声を掛けて下さったPJさん、ご一緒させていただいた大橋ちよさんジユンペイさんハナウタナベさんゲストミュージシャンの皆様、そして素敵な作品を創作して下さった皆様に、
この場を借りて心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!


『うたスト!』終了後の活動

『うたスト!』終了から数日経った今、僕は自分以外の表現者様とのコラボ作品を作成しています。
ワクワクしながら、また、絶対良いものにしてやるー!と息巻きながら。

新たな挑戦に心躍らせながら、『うたスト!』で得た宝物のような価値観やご縁を胸にこれからも表現することに全身全霊かけて取り組んで参ります!

これからもどうぞよろしくお願いします!!


ではまた!

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