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『いい音楽』の『いい』と思う感覚とは?〜結論〜

感動の大きさそのままに音楽として取り出したい。ソーダ・ヒロです。

『いい音楽』の『いい』と思う感覚とは?

という考察をする中で、前回までの話としては、

人は皆生まれながらに『いい音楽』を『いい』と感じ取る共通のセンサーを持っており

僕らは音楽を聴く時に自然とその音楽のメロディーが表現している“感情”を汲み取り、その感情の動きに心が反応している

という【問題提起】【前提条件】の話でした。

今回はそれらを加味して、『いい音楽』と感じるときの『いい』の正体まで、持論ではありますが辿り着いてみたいと思います。


感情に共鳴するセンサーを皆生まれながらに持っている

メロディーとは感情表現であり(←持論)、音楽として放たれる「心地よい」「切ない」「嬉しい」「楽しい」「不安」などの根源的な感情を、僕らはそのメロディーから受け取り、そのメロディーが「楽しい」感情(メロディー)なら楽しくなり、「不安」な感情(メロディー)なら「不安」になる、という“反射”のような感情の動きをします。


感情の沸点

『熱い湯に手を入れていると徐々に手が熱くなり火傷する』のと同様に、 

感情にも沸点があり、感情の盛り上がりが沸点に達した時、激しく心が揺さぶられます。

例えば、大好きな人から「好き」だと言われた時に、今にも心が弾けてしまいそうなほど躍動したり、

ジェットコースターに乗って一番頂上に登り切って急降下する瞬間の興奮だったり、

大切な人との最後の別れ際に感情が高ぶり涙が溢れ出てくるような、

そんな感情の激しい盛り上がり“感情の沸点”です。


『いい音楽』の『いい』の正体

そうしたことを踏まえて、

名曲や良曲を聴いた時に「いい音楽!」と心が躍動するあの状態は、まさしく感情(メロディー)の沸点に達した状態だと思います。

だとしたら、どんな種類の感情がそうした“沸点”に達した時、『いい音楽』だと感じるのか?と言うと、

先に挙げた「心地よい」「切ない」「嬉しい」「楽しい」「不安」などの中分類的な感情を大きく包括する、


「愛情」


だと思うのです。

人間の普遍的なものとして
「生」「死」「愛」があると思ってます。

中でも「愛」というのは喜怒哀楽すべての感情をメーターの振り幅一杯に使います。

それほどまでに様々な感情がこの「愛情」と紐づいていると思います。

こんなことを言うと「なんでも愛。どんな感情も愛。愛があれば全部名曲。」なんていうぼやっとした結論にたどり着いてしまいそうなので、別の表現をすると、

愛情とは、

『温もり』

と言い換えることができるのではないでしょうか。


『愛情=温もり』

様々な感情の要素を含んでいる愛情ですが、
根底に"温もり"を帯びた時、
喜びを分かち合う愛も
別れに打ちひしがれる愛にも
人の心を動かす力が宿るではないかと思います。

大切な人を想う"愛情'.や
異性を想う恋愛感情の"愛情"もあれば、
Mr.Childrenの『終わりなき旅』など、自身の生き方を映したような曲も名曲として名高いですが、
そういったものも紐解けば「自愛」。
自分を信じる、という「自己愛」。
そんな愛情表現を映した力強いメロディーだと思うのです。


愛する喜び、愛される喜び、愛されたい悲しみ、愛してしまった哀しみ、"愛情"という普遍的な感情を沸点まで導き、それをメロディーとして取り出せた時、その感情に共鳴するように心が躍動し、『いい!』と感じるのかもしれません。



『いい音楽』の『いい』の正体のまとめ

前回の記事のエピソードを振り返った時、

『楓』を聴いた当時の小学6年の僕は、大恋愛なんてしていませんが、愛される喜びは知っています。曲のストーリーも歌詞の意味もよくわかってはいませんでしたが、そのメロディーから大切な人を思う愛の深さを感じ取ったのでしょうか。

また、小学1年のウチの息子は星野源さんの『恋』のメロディから、誰かを愛する喜びの大きさを感知し、心踊ったのでしょうか。

温もりを纏う愛情という感情を沸点まで導いた時、そのメロディーを人は「いい!」と感じるのかもしれません。


ん〜〜〜、、、、分かりにくいっ!!(汗)

もう一回まとめます。

「いい」曲とは、フルMAXの愛する気持ちをメロディーで体現できた曲

です!(←あくまで持論。。)

言葉だけではない、その高揚感をメロディーで体現しなきゃダメだと思います。


新たな疑問

ただ、『いい音楽』の『いい』が愛情の沸点の感情だったとして、果たしてそんな“愛情を沸点まで導いた曲”なんて作れるのでしょうか?

そんな曲は特別な一握りの選ばれた人間にしか作れないのでしょうか?


答えは、きっと「いいえ!」だと思います。(←そう思いたい!)

名曲は作れると思います!

それは、“僕が作れる”、というより、

“みんな作れる”!!

いや、

“みんな持ってる”

“みんな傑作を持ってる”

そんな風に思うんです。

次の記事ではこれまた持論になりますが、

その点に触れていこうと思います。


長々とスミマセン。。。

また良ければお付き合い下さい!

ではまた!

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