【高校生版】どんな時代でも勝ち抜く「男の哲学」
「コロナのせいで」
一度でもこの言葉を発した人は、本記事を読んでいただきたい。
本記事は、特に男性に向けた記事である。
実は社会人向けに執筆しようと思っていたのだが、高校生を授業していてふと思ったのだ。
「男子高校生がカードゲームが趣味?」と。
今の時代、どんな趣味をもっていてもおかしくはない。カードゲームが趣味の男子がいても、なんら不思議ではないだろう。
しかし違和感を感じたのだ。
執筆者は30代の男性である。小学生のときにカードゲームが流行し始め、女子たちはたまごっちを持って遊んでいた。
男子たちの中には「陰キャ」と「陽キャ」が発生し始めた時期で、陰キャはカードゲームやテレビゲームに。陽キャはスポーツなどを楽しんでいた。
陽キャの中には喧嘩をする人もいて、問題行動の1つや2つが飛び交うのは日常茶飯事だった。
もちろん時代は変化し、今では陰キャや陽キャは1つの個性と言える時代になった。だが、高校生男子には哲学がない。
いやどの時代の高校生も馬鹿だったに違いない。
自分を振り返ってみても、高校生のときは何も考えていなかった。漠然と「将来の自分」を考えてみても、正直よくわからなかった。
なんとなく「公務員」「教員」「銀行員」などを目指してみて、一般的に「普通」と呼ばれる生活を目指した。
さて、お聞きしたい。
楽しいですか?
もしも社会人の、しかも30代の。執筆者と同じ年代の男性が読んでくださっているのなら、ぜひ意見をいただきたいほどだ。
社会人になった今、どんな想いで日常を送っているのかを。
【高校生版】人類はそのとき思い出した「男の哲学」
『人類はそのとき思い出した』
このフレーズを聞いて『進撃の巨人』を思い出す人は少なくないだろう。
2021年、とうとう漫画が完結。アニメもファイナル・シーズンを迎え、世の中の人々の心を震わせている有名な作品だ。
だが漫画やアニメを楽しむばかりで、自分ごととして考える人は少ない。
※進撃の巨人を見ていない方は、ネタバレ注意です。
『進撃の巨人』から考えられる現代とは
従来から漫画やアニメは、人間の未来を映し出している可能性があると言われている。
未来を映し出す最も有名な作品と言えるのは、『ドラえもん』や『銀河鉄道999』などではないだろうか。
高校生からすれば、ドラえもんや銀河鉄道は「昔の作品」だろう。しかし、作品の中に出てくる不思議道具や、時代背景などは今の時代を映し出していると話題を読んでいるのをご存知だろうか。
さて、『進撃の巨人』は終盤に差し掛かるにつれて「ヒト対ヒト」のバトルが繰り広げられる。
先に断っておくが、筆者は『進撃の巨人』が大好きである。
だからこそ現代の高校生男子に、あの作品を「ただの漫画・アニメ」と考えていただきたくないのである。
進撃の巨人のストーリーは、本記事では割愛させていただく。興味がある方は、ぜひ実際にご覧頂きたい。グロテスクな場面も多いため、個人の判断により視聴を考えていただくとする。
さて、現代の高校生に「向上心」はあるのだろうか。
・未知の世界を見たい
・知らない世界を知りたい
・わからないのは嫌だ
向上心は、主にこういった考えから見つけられるものだろう。漠然と以下のように考えるものではない。
・優秀な人になりたい
・金持ちになりたい
・女の子からモテたい
ヒトには願望があるため、心の中で考えるのは自由だ。しかし「自分の将来」を考える力を失っている気がしてならないのだ。
高校生のとき、筆者は考えた。
・好きな人と一生一緒にいたい
若い頃なら多くの人が考えたことがあるに違いない。現代の高校生も、同じように考えているかも知れない。
しかし2020年、コロナウイルス感染症により外出が制限された。高校生は学校が休みになった人も多いだろう。私立高校に通っている生徒ですら、部活動が全面休止になったに違いない。
そして、ほとんどの人は「家の中に閉じこもった」のである。
内にこもったあなたは、いったい何を考えただろう。
・つまらない
・友達と会いたい
・バカみたいに騒ぎたい
若い頃に閉じ込められる気持ちをお察しする。外出したくても、どの店も閉店していて楽しめる場所もない。
もちろん一人で楽しむには、ゲームや動画を楽しんだのではないだろうか。
世の中の流れとして、正解である。
高校生のあなたは今、何を考える?
世の中の流れにあわせ、2021年にはワクチンの集団摂取が行われている。
とうとう12歳以上の人にも、ワクチン接種が許される段階まで進んできたようだ。人類を守ろうとする国の働きに、賛否両論あるだろう。
ニュースでは「どうでもいいこと」まで取り上げられ、実際に行動できていないのではないかと思わされる。
しかし高校生の男子は、ニュースすらまともに見ていない。
聞いてみたのだ。
「今日は何があった?」
「コロナ」
テレビのニュースでは、コロナの情報ばかりが流れている。
そして二言目には、以下のセリフが飛んでくる。
「なんか最近つまらない」
高校生の多くは、そう感じているに違いない。
与えられた環境の中で、自分のできる範囲で楽しめるようにする。
学校で教えられた哲学を鵜呑みにし、自分で道を切り開こうとはしない。
そんな彼らの将来の夢は何だ?
「ユーチューバー」
ははは。笑いをこらえるのも難しい。
「ユーチューバーを舐めるんじゃないよ」そう言われても仕方ないだろう。
ユーチューバーは頭が良くなければできない。チャレンジするのは簡単でも、成功するのは簡単ではない。
試しにやってみればいい。You Tubeに動画をアップするのは、高校生にもできるのだから。
なぜ今、やらないの?
ユーチューバーを目指す高校生の多くは、以下のような願望がある。
・楽して稼ぎたい
・楽しみながら仕事をしたい
・いや、本当は働きたくない
別に高校生でなくても、大人も同じである。
とにかく何も考えたくないのである。
筆者も昔、楽したいと考えたことがあるさ。
そして大人たちは行き着くのである。
「働かなければ食えない」ことに。
あなたたち高校生を食わせるために、親や親戚はどんな苦労をしただろう。
コロナを恐れず、毎日のように仕事に出向いていったのではないだろうか。
リモートワークが主流になってきたとはいえ、特に田舎では外出せずに仕事をするなど不可能だ。
高校生の男子諸君。
考えてみていただきたい。
コロナの時代、あなたが家を養っているとしたら。
本当に家の中にこもっていたか?
命の危険を考えて毎日ゲームをしていて、食っていけたか?
今、時代は大きく動いている。
それは筆者でなくとも、多くの大人たちが感じていることだ。
だからこそ、将来有望な高校生たちにお願いしたい。
恐れずに夢を見る。
心の底から「やりたい」と思うことを見つける
命を賭けて、自分の人生を進める
誰でもないあなたの人生。30代の大人たちが後悔しているのは、道を切り開く「勇気」を持てないでいることだ。
誰かが言う通りに行動し、会社の命令にそむけない。
「当たり前」「普通」「平和」を掲げ、心の底から楽しめる行動をしていない。
そんな大人になりたいか?
そうでないのなら、何をするべきか考えてみよう。
考えることから一歩は始まるのだ。
海を見たいと言った、アルミンのように。
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