アカギ
DMM TVでドラマ「アカギ」ファーストシーズン全10話を観た。
俺は「アカギ」は、原作未読、アニメをチラッとしか観たことがない、麻雀のルール知らない、という感じで観たのだけれど、けっこう面白かった。
何というか、作り手のトンガった心意気が気に入った。物語の導入でアカギがどういうキャラクターか示すエピソードで時間を割いたり、麻雀ビギナーにも分かるように要所要所でルール説明や解説を挿入したり、そういうのは一切無し。「分からない奴は置いていく。ついて来れる奴だけ観てくれ」という思い切りの良さが気持ち良い。
物語全編が麻雀での心理戦なので、場面が変わらないし、顔と内面台詞ばかりの変わり映えのない画ばかりだけれど、「アカギってそういう漫画でしょ?それを映像化したらこうなって当然だぜ」という作り手の開き直りも逆に良い。余計な小細工なんかいらない、という姿勢が潔い。
役者陣もなかなか良かった。アカギを演じた本郷奏多は底知れない狂気を秘めた雰囲気があって良かった。
津川雅彦は、いつもの津川雅彦だった(笑)
そんな感じで、楽しめた。
次は「アカギ〜鷲巣麻雀完結編〜」を観ようかな。