ドラゴン桜(2005)
往年の名作ドラマをちゃんと観てみようキャンペーン、ゆっくり継続中。
今回は、2005年のドラマ「ドラゴン桜」を観た。
放送当時、あまりにもウダウダしたドラマだったので、途中で観るのをやめてしまった。何というか、阿部寛目当てで観始めたはいいものの、ノリが無理だった。頭の良い学校に通う奴はこういう感じ、バカ学校に通う奴はこういう感じ、みたいな作りが気持ち悪いなぁ、と思ってしまった。
理事長と他の教職員との「〇〇を辞めさせろ!」だの「このままでは理事長の責任問題になりますよ!」だの、くだらない揉め事はまるでドラマ版「GTO」みたいだし、けっこうキツイなぁ、と。
まぁ、今なら、それも仕方ないかなぁ、と思えるけれど。当時は日本の地上波のドラマに期待していたからね。
ちなみに、今は全く期待していない。期待していないから失望もしない。
今回、改めて観てみたら、キャストがフレッシュで良かった。
顔面偏差値が突き抜けている山下智久、お肌がツルツルの小池徹平、パリピっぽさを封印する中尾明慶、ギャル系も似合う新垣結衣、胡散臭いセレブになる前のサエコ、おっぱいにしか目がいかない長澤まさみ、みんな良かった。
2000年代初頭の制服を着崩したファッションも興味深かった。
ところで、あの双子はどうなったのだろうか。アニキが東大に落ちたことは分かったけれど、それで終わりで良いの?アニキが弟の努力を認める描写が無ければ、アニキがマジで単なる嫌な奴で終わっちゃうじゃん。むしろ、そういう感じにしたかったのだろうか?何というか、作り手の「エリートは嫌いだから改心させないでいいっしょ。嫌な奴のままで終わらせちゃおうぜ」という心の声が聞こえてくるような気がする。
というわけで、キャストのフレッシュさ以外はイマイチだった。
このドラマが好きな方には申し訳ないけれど。