【健脳】ルールは守るもの?従うもの?(連載1/4回)
私たちは「ルールを守る」と「ルールに従う」を同じ意味で使いますよね。
でもよく考えると「守る」と「従う」は全然違う言葉。「守る」には立ち入らせない印象があるのに「従う」は受け入れる印象がある。全く逆の意味に感じるこれらの言葉が、どうして同じ意味で使われるのか不思議ですね。
そこで、今日から4回にわけて「ルールは守るもの?従うもの?」という記事をお伝えします。
守るとは?
行為として考えると、2以外は『強いものからガードしてあげる』逞しさが含まれている如何にも「守る」印象なのに、2だけは『強いものに従う』どこか弱々しさがあって、なんだか「守る」と全く逆の印象です。
日本語は転じて意味が真逆になりがちだけど、この「守る」に関しては、まるで言葉が私たちを弱体化したような嫌な感じになります。これでは腑に落ちません。その嫌な感じを解消したくて深堀りしてみました。
ルールは元々英語だけど、そもそもの意味は何なのか調べましょう。
ルールの意味は?
そもそもルールとは何なのか、英語の意味を調べました。
ルールを守る対象として考えると『強いものからガードしてあげないといけない』ような弱いものというより、むしろ強い!統治とか支配という意味も含まれていますね。そこでふと昔のヒット曲を思い出しました。
知ってますか?Tears For Fearsの "Everybody Wants To Rule The World" という曲。このタイトルは「みんな世界を支配したい」と言う意味です。
歌の最後は以下の通り。全体的に「みんな刹那的な快楽を求めて、自分の思い通りにしたいんだ」と言わんばかりの歌詞なんです。
やっぱりRuleには何かを従わせるような強い力が込められている。これじゃ「ルールを”守る”」というのかわからなく一方です。もはや、守ってもらいたいのはルールに従うこっちの方だ!!と謎の情熱が発動します。
なので今度は「ルールを守る」は日本語独自の表現か調べました。
その調べた結果は、次回お伝えします。
それではまたね。
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