「唆す」は「そそのかす」と読みます。
「唆」という漢字は中学生で習いますが、その意味はこうです。
あまり感じ良くない漢字ですね(ダジャレではない)。
なのに、なんでここで取り上げたかと言うと、その漢字の由来に僕の仕事に関係する「織り」が含まれていて、それを不思議に感じたからです。
んー、ちょっとわかりにくいので、もう少し調べました。
梭(ひ)は「杼」と書かれる機織り道具。下の写真のような形でシャトルとも呼ばれます。これを左右に振って横糸を織り成していきます。
で… 左へ右へシャトルを振るように、人の心を左へ右へ振り回して不安にさせるのが「唆す」だと!?
先の説明では「唆」の”つくり”の上部分は頭の秀でた人の象形とされてます。頭の良い人が他人を言葉で振り回す…ソシオパス?最低~。
コクトーの名著「恐るべき子供たち」に登場する姉エリザベートが、弟ポールと同居人アガートを唆していたことを思い出しました。
人を言葉で振り回すなんてNo Wayだ!
うちは織りを障害者に提供しても、シャトルのように障害者の心を揺さぶりませんからご安心を!(笑)