封建主義ジャパン(5)変革の手段は考えること

以前の記事でこう書きました。

前近代的で人権を蹂躙じゅうりんするような風土はさっさと根絶してほしいし、次世代に継承したくありません。つまり土壌改良したい。そのためには自分に写された”版画”を批判的に評価して、相応しい行動に変えるしかありません。

自分だけが悪いわけでない。
「だから、今のままでいい」というタイプ①の人 と
「だけど、なんとかしないと」というタイプ②の人 の
どちらかに分かれます。

以下はタイプ②の勇敢な方へお伝えします。

「封建的な風土、なんとかしないと…」
では、どうしたらいいか?
まずは、周りの人たちの接し方を観察します。

学生ならば、先生が優位的立場に胡座をかいていないか注目してみる。もし優位的立場に胡座をかいていたとき、それでも、その学生が甘んじて受け止めているなら、いちいちそのことについて言う必要はありません。

目的は、他者を直すことではなく、自分を批判的に評価するためです。

学生が嫌がっているならまだしも、受け止めているなら、その先生を非難してはいけません。先生だって先輩に刷り込まれたある種の犠牲者なのだし、学生だって、そういう”上から言われる”ことに安心する人もいます。

自分がやるべきことは、先生の態度を反面教師にすること。将来、自分が優位的立場になっても、同じ態度を取らないよう自分に刷り込むのです。

もう1つ、悪しき伝統を継承しているのは先生だけでなく、優位的立場を甘んじて受けた学生もそうです。だから学生の態度も反面教師にして、将来、優位的立場に直面しても受け容れない態度を考えておくことが大事です。

これだけです。
これだけですが、続けるには自分の心のなかに「環境に流されない芯」、つまり信念を持たないと続きません。

悪しき伝統を根絶する信念を持ち、物事を批判的に見て、自分を律する。
まずは「心がけること」と「考えること」です。
始めましょう。
いずれ自分の行動が周囲の世界を生きやすくします。

これが唯一、封建主義に染まった日本の風土を変える手段。

とはいえ環境によっては非常に困難かもしれません。自衛隊や障害福祉などの環境然り、封建主義を好む地域性然り、無理をすると今の自分の基盤が揺らぎます。無理をしない程度に諦めず、出来る範囲の行動を続けましょう!

こんな幼稚な世の中、もうお仕舞にしよう!
恥ずかしいったらありゃしない。
100年後の子供たちに見せられない。

はい、見られることはないですね。
だから、いいと思ってる?
それが幼稚なの。

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