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公徳心(10)道徳性発達段階3-「良い子」への志向
道徳判断基準について4話目。やっと道徳の領域に入ります。
段階 3 「良い子」への志向(小学校中高学年)
親、クラスメート、担任といった身近な他人から「良い子」と評価されることに価値が置かれる段階。この段階の子供は、友達から先に殴られて殴り返したとしても、それが解決にはならないということを理解するようになる。
他人の期待に沿い、他者から評価されることで、自己評価も高まり、いい気持ちになれる。このことが、援助行動への動機付けへと繋がっていく。子どもの成長に合わせて、家庭でも子どものできるお手伝いをさせたり、地域の中で子供のできそうなボランティアに参加させ、他者のために役立つ体験をさせてみるのもいいであろう。
特集:習得・活用・探究型学力の育成と評価の理論
日本教材文化研究財団
ご褒美がほしいからという動機。褒められたい、良く思われたい、凄いと言われたい、尊敬されたい…という「他者の好評価」という見返りを求める。だから、誰も居ないとゴミを拾わない。良い子にするのは私欲のため。
褒めてほしい。褒めてくれない。大人からも聞く言葉です。褒めてもらうための仕事は、まだまだ利己的で公徳心には遠いと言わざるを得ないです。