病院も外資に?オーストラリア
もともとイギリス連邦の国だけれど、最近のオーストラリアはどんどん外国化している。
テレビ番組のほとんどはいまやBBCよりもアメリカもの。(オーストラリアの番組は一番少ない。)
各地の大型ショッピングセンターは外資、いまやハロウィーンは公立小学校や地域の子どもたちの恒例行事。
Black Fridayといえば山火事のことだったのに、今ではバーゲンセールの代名詞。
そして医療も!
オーストラリアの医療は、公立セクターと私立セクターがある。
報道されたHealthscopeは、オーストラリア第二の私立病院グループ。
この私立病院グループがカナダの投資会社の手に。
シドニーに去年10月開業した、ノーザーン・ビーチーズ・ホスピタル(NSW州政府とHealthscopeの共同事業)が関係しているかもしれない。
そもそもオーストラリアで半官半民の病院は失敗の連続で、同病院は開業したばかりでまだどうなるかわからないが、以前から警告されている。
この病院は私がシドニー在住時に働いていた病院を縮小し、EDや急性期病棟など移転させ、かなりゴージャスな設備だが、去年の開業時から必要な資材が足りないなど、問題続出だった。
利益重視の外資の手に渡り、患者やスタッフ(ドクターは私立病院のお客さん=VIP取引先なので影響はないと思うが)にしわ寄せがなければいいのだけれど。。。