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高速道路を下りて獣道をゆく web3Arts

He Is The One. と『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』】
~ 管理職になった頃の映画と移住後の名著に激しくインスパイアされ ~

携帯端末機を製造する情報通信事業本部で管理職になった2001年の秋ごろ。社は映画のスポンサーになり、マーケティング部署に所属した当時の私は、映画予告の間に流れる企業CM確認の為の試写会招待券を受け取ることに。

Matrix 17のディテールに読むネオの生まれ年は、私と同じ1962年 LOL )

サイバー哲学的な映画『マトリックス』のラストシーンあたりの He Is The One. は今なお鮮明で、その時の素朴な感想は、「おそらく私が元気なうちに、こうした社会は到来するだろうし、そう遠くはなさそう」というもの。

その後。首都圏~関西圏のメガマーケットを去り、地方都市へ移住した2006年。梅田望夫さんの名著『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)』の、「新しい職業」と「けものみち」という言葉が腑に落ちる。

そういえば2006年。梅田望夫さんを拙ブログでご紹介したのを想起したり。

そう。當に進化をやめないのがWebで、Web進化のための研究を継続する私は、“【尾原×楠木】人生は二択。獣道で生きるか、高速道路を走り続けるか ”のテーマである「モチベーション理論」の一読と、咀嚼を推奨する只今。

 「ウェブ進化論」が36万部というベストセラーになって、僕のことを知っている人は「とうとう大きな仕事をした」とか言ってくれるんだけど、僕からしたら「ウェブ進化論」より大きな仕事をいろいろしたと思うんだけどね(笑)。何でこれまで誰にも褒めてもらえなかったんだろうと考えたら、「新しい職業」の中にいたからなんです。本を書くというのは「古い職業」で、それを初めてやった。

「たいしたことない自分」だから、本を書いた--梅田望夫氏講演:後編 - (page 2)

そうして今日のお題は “ 高速道路を下りて獣道をゆく Web3.0 ” 何をか言わんや、大企業はDXの高速道路。凄まじく社会が変化する前に、一気に疾走して Web3.0時代の先回りを終えた私が精励すべきは、近未来の新しい職業

Web1.0は会社・組織により繁栄し、中央集権的性格の強いプラットフォーマーが席巻した、Web2.0。Webの進化は止まらず、待望の「分散型インターネットの時代」即ち、個人が闊歩するクリエイターエコノミー時代の幕開け。

いま岡山市は大変タイタニック号にさせないのもクエリエイターの使命。

大企業はDXの高速道路。岡山市へ移住して以降、長くて3年4ヶ月、早い時は11ヶ月でキャリアチェンジを敢行。国内最先端を走る企業で働き方改革を、さらに世代間格差を。多様性と包摂性を体得できた感謝の念に堪えない私。

前掲“『マトリックス』であなたが見落としているかもしれない17のディテール ”は興味深く、ネオが予言者を訪ねた時、彼女はキッチンの壁の「temet nosce(汝自身を知れ)」を教示。運・鈍・根が身に沁みる今なればこそ、

高速道路を下り、He Is The One. の獣道をゆく。ありがとうございました。


よりよい新規事業の創出と政策形成で、社会の幸福度を高めます――。 公共の利益を追求するために、時にクリティカル・シンキングに基づく強いオピニオンを発しますが、それらは組織を代表する意見ではなく、あくまで個人の見解である旨ご賢察ください。