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【1/30(木)開催】ソーシャルキャリアMeetup 〜インパクトスタートアップ4社による合同企画〜
こんにちは!
インパクトスタートアップ・ソーシャルベンチャーに特化した複業転職サイト「ソーシャリア」の執行役員CPOの武井と申します!
きたる1月30日に、グロースフェーズに入った数十名規模のスタートアップ4社と合同採用イベントを開催します!
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この記事では、本イベントの趣旨と登壇する4社について紹介させていただきます。
イベント開催の背景
「ソーシャリア」という事業の目的
私たちは市場原理が持つ構造上の課題に着目しています。
山口周さんが著作『ビジネスの未来』で「経済合理性限界曲線」について語っています。
市場原理では、問題の普遍性が高い(市場性が高い)領域、そして、問題の難易度の低い領域から、ビジネスを通じて課題解決されていきます。
一方で、市場性が低い領域、問題解決の難易度が高い領域については、ヒトやカネといった資本が投入されず、課題が放置されたままとなってしまいます。
このようにして「問題の探索とその解決」を連綿と続けていくと、やがて「問題解決にかかるための費用」と「問題解決で得られる利益」が均衡する限界ライン、図Xにある「経済合理性限界曲線」にまで到達してしまうことになります。このラインの上側に抜けようとすると「問題解決の難易度が高過ぎて投資を回収できない」という限界に突き当たり、このラインを左側に抜けようとすると「問題解決によって得られるリターンが小さ過ぎて回収できない」という限界に突き当たります。
つまり、このラインの内側にある問題であれば市場が解決してくれるけれども、このラインの外側にある問題は原理的に未着手になる、というラインです。資本主義が解決できる「問題の大陸」はこのラインによって断崖として規定されます。
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この図における「利益限界曲線」は「経済合理性限界曲線」のこと
これが市場原理が持つ構造上の課題です。
一方で、これまで収益を得づらいという理由で取り組まれなかった領域(=経済合理性限界曲線の外側の領域)にこそ、向き合わなければならない課題があります。
経済合理性限界曲線を押し上げていこうとする挑戦。
そのためには新しいビジネスモデルの発明や、多様なセクターとの連携などが必要なことも多いでしょう。
難易度は高いが、社会にあたえるインパクトは大きい。
ここにこそ、多くの人材が取り組んでいくような世界にしたい。
人材の橋渡しとなるような存在となりたい。
そんな思いでソーシャリアを運営しています。
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2024年3月のソーシャルキャリアフェス
私たちは、優秀な人材が「複業転職」という形で、本質的な社会課題に出会う機会を創出すべく、2024年3月に「ソーシャルキャリアフェス」を開催しました。
イベント当日は、50を超える企業・NPOと500名以上の参加者で、これからの時代のキャリア「ソーシャルキャリア*」について多様な切り口でディスカッションが行われました。
(山口周さん、コテンラジオの深井さん、ボーダレス・ジャパンの田口さん、エールの篠田さんなど、錚々たる方々にも登壇いただきました!)
*:まっすぐ社会の役に立つ仕事を通して、より良い未来を創るキャリア
ソーシャルキャリアフェスをきっかけに、ソーシャルベンチャー・インパクトスタートアップに転職する方や複業をはじめる方が続々と生まれています。
今回のMeetupは、この流れを更に加速するべく企画しました。
イベント概要
本イベントでは、グロースフェーズに入った数十名規模のソーシャルベンチャー4社に登壇いただきます。
各社ともこれまで世の中に存在しなかったサービスやビジネスモデルを打ち出し、市場自体を創り上げる挑戦をしています。
(まさに経済合理性限界曲線を押し上げる挑戦..!!)
市場開拓の最前線で顧客と向き合うのは「セールス」や「事業開発」の一人一人です。
本イベントでは各社でセールスや事業開発をリードする方々に登壇いただき、現場での挑戦のリアルを解像度高く語っていただきます。
それぞれの挑戦は、決して簡単なものではありません。
社会性と経済性を両立する、その難しさについてもそれぞれの視点から語っていただきます。
(彼らの挑戦に触れたら、きっとみなさん応援したくなったり、ジョインしたくなるはずです。私個人としては、もっと多くの人に知ってもらいたいという一心です。知られていないのが勿体無い。当日、司会としてお待ちしていますね。)
▼日時
2025年1月30日(木) 19:00~21:00(オンライン開催)
※ アーカイブ配信あり(申込いただいた方に後日配信します)
▼参加費
無料
▼主催
ソーシャリア(株式会社スターコネクト)
▼共催
エール株式会社
株式会社へラルボニー
株式会社ボーダレス・ジャパン(ハチドリ電力) / ハチドリソーラー株式会社
株式会社Inspire High
▼タイムライン
19:00-19:10 はじめに
19:10-19:30 企業紹介ピッチ(1社5分×4)
19:30-20:50 パネルディスカッション&質疑応答
20:50-21:00 終わりに / 募集ポジションの紹介
▼お申し込みはこちら
https://sociareer.com/event/socialcareermeetup1
▼ パネルディスカッションでの想定テーマ
(時間の関係上、全ては触れられませんが、こういったテーマでパネルディスカッションをする想定です!)
1. 社会性と経済性を両立する事業だからこその難しさとは
1-1. 立ち上げ期の失敗
1-2. グロースフェーズに入ったきっかけ
1-3. ダイナミックな意思決定(ピボット、敢えて諦めたこと)
1-4. 経済性との折り合いの付け方
1-5. 組織づくり
1-6. 型のない営業
1-7. 社会性が先?経済性が先?
2. セールス・事業開発という仕事の「醍醐味」とは
2-1. 社会を変えていく最前線という実感
2-2. 顧客との関係性(「仲間」的な感覚)
2-3. その後のキャリアの広がり
3. いま描く未来
3-1. 今後の事業拡大で重要なKSFとは
3-2. 足元1年間の営業・事業開発戦略
3-3. 1年後の未来、数年後の未来
4. 求めている仲間
登壇する4社の紹介
今回のイベントでは連動企画として、各社の魅力を紹介するnote記事を発信しています(各記事5000字〜8000字程度の力作です)。
社会に対してどのような想いを持って事業に取り組んでいるのか
どのような仕掛けによって社会性と経済性を両立し、経済合理性限界曲線を押し上げていっているのか
いずれも今まで世の中になかったサービスを届けています。
その凄みを簡単には伝えきれず、ボリューミーな記事なってしまいましたが、ぜひご覧になっていただけたら嬉しいです。
エール株式会社
「はたらく人と組織のビジョンが重なる主体性あふれる職場を増やす」をミッションに掲げ、社外人材によるオンライン1on1サービスを活用した研修プログラムを提供しています。
(簡易サマリ: 詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!!)
【基本情報】
・2013年設立
・従業員数23名(2024年10月時点)
・2024.6 シリーズB資金調達 3.2億円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000073135.html
【事業】
・主に大手企業向けに、社外人材によるオンライン1on1を活用した研修プログラムを提供
・社員のキャリア自律性の向上、管理職の傾聴力UP等を期待されて導入が進む
・ジョブ型雇用への転換、人的資本経営など、人事を取り巻く状況が大きく変わるなかでニーズが高まっている
"一人ひとりの多様な価値観に『個別化』した伴走から、組織を変える"
【概況】
・1on1の累計セッションは10万件超
・1on1で社員の本音を聴き伴走者となる社外人材(サポーター)は4000名超(多くは複業で関わる)
・エールが提供する研修を導入した企業の社員数(年間)は4000名超
・2024.6 提供価格を全面改定し(価格を下げて)、1000名規模で一気に"面"でエールを導入しやすくなる
・大きく組織が変革していく事例が続々と
株式会社へラルボニー
「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。国内外の障害のある作家とIPライセンス契約を結び、ライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、さまざまな形で異彩を社会に送り届ける多様な事業を展開。
(簡易サマリ: 詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!!)
【基本情報】
・2018年設立
・従業員数56名(2024年7月時点)
・2023.12 資金調達(額は非公開)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000039365.html
【事業】
・障害のある作家(異彩作家)のアートデータを著作権保有・IP管理
・アートデータを活用して商品開発やパートナー企業とのコラボレーションを行う
・アートが使われるほど作家にも使用料(ライセンスフィー)が入るという、世界を見ても他に類のないビジネスモデル
"異彩作家とともに、新しい文化をつくるアートエージェンシー"
【概況】
・売上が過去3年で約8倍の伸び
・"DE&I"の時代の流れもあり、BtoB事業が急成長中(JALや丸井グループなどとコラボ)
・BtoBで認知UP→BtoCも伸びる というシナジーが一つの事業戦略
・2024.9 パリに支社を立ち上げ、世界展開も本格化
https://www.heralbony.jp/topics/2763
ハチドリ電力(株式会社ボーダレス・ジャパン)
ミッションは「自然エネルギーが主電源の未来を創る」。
気候変動を止めるために、分散型電源を基軸とした発電事業や太陽光発電の普及事業を展開しています。
(簡易サマリ: 詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!!)
【基本情報】
・2020年に株式会社ボーダレス・ジャパンの1事業として、ハチドリ電力を提供開始
・2021年にハチドリソーラー事業を開始
・従業員 20名弱(2事業合わせて )
【事業】
・ハチドリ電力は、自然エネルギー100%の電気を提供する小売事業を行う(個人向け/法人向けともに)
・電気料金の1%は非営利活動などに寄付できる仕組み
・運営費は月500円で固定(他の大手電力会社は電力使用量に応じた従量課金)。変にマーケティング費用は使わず、口コミを中心に拡大
【概況】
"2032年にエネルギー市場で国内No.1の「1000億のクライメートテック」を目指す"
・ハチドリ電力ユーザーは現在1万人程度
・ハチドリ電力はBtoB事業に大きなチャンス
・太陽光発電の供給が増え、日中は太陽光発電による電力が安いという時代に(「再エネは高い」というのは、今や誤った認識)
・オフィスや店舗等での電力ニーズとマッチし、大手企業での導入も続々
・地域共同基金「1% for Local」など地域との取り組みも
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000569.000021621.html
株式会社Inspire High
「世界中の10代をインスパイアする」をミッションに掲げ、探究学習など中高生の授業時間で活用されるEdTechプロダクトを展開しています。
(簡易サマリ: 詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!!)
【基本情報】
・2019年設立
・正社員29名(2024.10時点)
・2021.6 プレAで約1.5億円を調達
・2023.12 シリーズAで約4.5億を調達
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000056626.html
【事業】
・お笑い芸人の渡辺直美さんや、マサイ族の長老、台湾元デジタル大臣オードリー・タンさん、などといった世界中で活躍する大人が、中高生に向けた授業(Session)をしてくれるプロダクトを提供
・ただの一方通行の映像授業ではなく、講師は生徒に問いを投げかけ、生徒は自身が感じたことや考えたことをアウトプットする。こだわり詰まったUX
・主に「探究学習」の授業枠で導入されている
・学習指導要領の改定(「生きる力」へのフィーチャー)、受験改革(一般受験の激減、過半数が推薦入試へ)という時代のなかで引き合いが高まっている
"世界とつながる 探究的な学びを 手軽に教室で"
【概況】
・2024年10月時点で19都道府県へ展開
・2024年度から渋谷区立の全中学校に導入https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000056626.html
・急拡大フェーズで2025春までにセールス人員を20名増員予定(2024.11比で)
・海外向けプロダクトの準備も進んでおり、グローバルへの本格展開も
最後に
今回登壇いただく4社は、私武井が一個人として心の底から応援したいと思っている企業です。
まだ数十名フェーズで世の中での認知度は高くはありませんが、数年後には大きな大きな存在になっているはずです。
ぜひ、今このタイミングで皆さんに知っていただきたいです。
お申し込みはこちらから。
お待ちしていますね。
ソーシャリア 執行役員CPO
武井 聡
Facebook: https://www.facebook.com/satoshi.takei.142/
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(カジュアルなキャリア相談など大歓迎ですので、お気軽にDMください!)