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法人営業の教科書

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#商談

「検討します」の本当のココロは? お客さんの本音がわからない法人営業の悩み

こんにちは。マイノリティという会社で代表をやっている柳澤です。 ここ数回、法人営業の商談について連続で記事を書いてきました。 今回は商談をした営業が抱えがちな悩みについて。 「提案して、金額も提示したけれど、お客さんの本音がわからない」という声をよく聞きます。 私たち営業は実際、10件商談したら9件は「検討しておきます」って言われます。でも、この「検討しておきます」が曲者なんです。 「検討します」をどう受け取るか本当に前向きに検討してくれるのか、それともダメなのか。

営業がお客さんの予算をかんたんに把握するテクニック

こんにちは。マイノリティという会社で代表をやっている柳澤です。 営業の現場、商談ではお客様の予算を把握するのがすごく大事です。でも、ストレートに「予算はいくらですか?」って聞いてもあまり意味がないのは前回の記事でも書いたとおり。 じゃあどうするか。 営業がお客さんの予算を把握するためには、いくつかのテクニックがあります。 私が以前、広告営業をやっていたときのこと。広告メニューを提案する時、相手から問い合わせが来た場合でも、こちらから売り込みに行く場合でも、お客様の予算

BtoBの商談で受注率を最大化するためのポイント

このnoteではBtoBマーケティングと営業の戦略の立て方から、個別の戦術や施策について順序をたてて解説しています。 こちらのマガジンにまとめていますのでご覧ください。 前回に続いて、商談における営業スキルについてです。今回は受注率を最大化するためのポイントをガンガン紹介していきます。 あえて納品に時間がかかるように見せるこれは法人営業で使えるテクニックですが、あえて納期に“時間がかかる”ことを示すのも大事なポイントだったりします。これって結構意外だと思いませんか。

商談数を増やしたい営業マンがすぐにやるべき5つの工夫

このnoteではBtoBマーケティングの戦略の立て方から、個別の戦術や施策について順序をたてて解説しています。 こちらのマガジンにまとめていますのでご覧ください。 前回まではインサイドセールスの導入のタイミングとリード獲得について解説してきました。今回は獲得したリードをもとに「いかに多くの商談を実施するか」というお話です。 私がキーエンスの新規事業として立ち上がった会社で働いていたとき、営業は全員、毎月50件以上の客先訪問をしていました。当時はオンライン商談などはありま

営業と接客の違いと、『THE MODEL』の弊害について

突然ですが、「営業」と「接客」の違いは何でしょうか。どちらもお客さんに商品を売る仕事です。 たとえば、洋服屋の店員さんや飲食店の店員さんは「接客」業ですよね。では、それらの業務と、IT機器やSaaS製品の「営業」は同じ仕事なのか。 これはもちろん、まったく違います。商品を売る点においては同じですが、プロセスが大きく異なるので別物といってもいいでしょう。 わたしはマイノリティという会社を経営し、企業の営業・マーケティング支援を専門としています。その観点から両者の違いについ