ユーチューバー・「オワコン」説は本当か?!
白い仮面とグレーのスウェット姿で人気の
ユーチューバーのラファエル(登録者数
180万人)は、コロナ前の2019年、その年収
は推定5億円、時給日本一のユーチューバー
ともてはやされていたが、
「ユーチューバーというYouTubeで収益を
上げて稼ぐというビジネスモデルは、
いずれ終わると思っています。広告収入は
10分の1ぐらいになっています。
ほとんどのユーチューバーが、そうだと
思います」ラファエル氏語る。
(デイリー新潮記事より転載)
また、芸能人ユーチューバーとして、先陣
を切っていた宮迫博之さんもコロナ前は、
「1本の動画が数百万再生を記録することも
多かったのですが、最近は数万台も珍しく
ありません」
実業の焼肉が成功しているので、そちらに
専念すべきと指摘されているようです。
ユーチューバー・「オワコン」説が、流布
されて要因は、やはりライバルの出現!
ユーチューブの牙城を切り崩したのはTikTok。
ユーザーが世界的に広がり、広告収入争いで
も激戦を繰り広げている。
「TikTokの利用者は34%が『表示された広告
を通じて商品を購入した』と答え、一方、
YouTubeの広告による商品購入率が数%という
数字もある」ようです。
(日本経済新聞電子版、22年5月26日による)
*用語解説:「オワコン」
「オワコン」は「終わったコンテンツ」の略語
この前兆は既に出ていた。
本メルマガ(2022.6.18 VOL.139)号の
同じく気になるトピックス、
「所ジョージ、10年続けたYouTube
チャンネル辞めちゃんだってよ!」を
取り上げ、その理由として、
「6月1日からグーグルが勝手にアトランブル
に広告をつけるそうです。 お金のニオイが
しないでやってきた10年は、広告がつくので
今日でおしまい」と所氏。激減する広告費を
何とか維持しようと、あらゆる手段を使い
はじめたのが、2022年頃からだったのを
示している。
さらにさかのぼると、株式会社オタキング、
株式会社ガイナックスの代表を務めていた
岡田斗司夫氏の2018年11月発行の著書
『ユーチューバーが消滅する未来』正に
今お現状を適確に言い当てている。
「日本人ユーチューバ―の市場も、これから
2、3年でアイドルや芸人に荒らされることに
なるでしょう」(77p)
「10年以内には言語の壁が崩れて、グロー
バルユーチューバーに日本人ユーチューバー
は淘汰される。そして10年後、人間ユー
チューバ―は、AIユーチューバーに淘汰さ
れる」(79p)
読者の皆さんもお気づきになっているNHKの
AIアナウンサー! 奇しくも岡田氏の著書と
同じく2018年4月からスタートしていたとは
知らなかった。
小学生男子のなりたい職業ベスト3に入って
いたユーチューバーは、これからティック
トッカーに取って代わると思いますが、
それとて数年の命! おじさんである私も
昨年TikTokデビュー! まだまだビジネス活用
が少ないTikTok! 2023年はビジネス
TikTok、Instagramリールといった縦型・
ショート(短尺)動画を小学生男子同様に
取り組んでいく計画です。
このジャンルは、10年前にSNS活用マーケ
ティングに先陣を切って取り組んで来た経験
から、これから数年は競争相手が出てこないと
考えている。 既にリサーチ済みだが、経産省
の「特定サービス産業実態調査」(平成30年、
2018年)によると、映画・ビデオ制作業務を
主業としている企業は1360社。そのほとんど
が、横型・長尺の動画しか扱っておらず、大手
から個人事業主に至るまで、縦型・ショート
(短尺)の経験がぼぼ無いからである。
(2023.1.28 Vol.36)
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