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SNSへの「ふざけた」投稿による炎上が何故?無くならないのか!

回転寿司チェーン店「スシロー」で1月末、
”据え置きの醤油を直に舐める””レーン上の
寿司に唾つける”などのインスタグラムの投稿
が瞬く間に拡散されて炎上! この投稿に続き
スシローだけでも8件の迷惑行為が、他の回転
寿司チェーン店まで飛び火してしまいました。
とても悲しい事態です。

SNSへの「ふざけた」投稿による炎上が何故?
無くならないのか!

一番の根本原因は、各種経済指標が示す通り
日本でも格差が広がり、最新の調査によると
平均年収約400万円。「一億総下流社会」へ
転がり落ちているようです。よって食事の
マナーやルールなど教えらえず、知る由もない
ので、常識のある人ならまった考えられな行為
を平気でやる輩が、残念ながらそこらじゅうに
いるということです。

また拡散の道具となったインスタグラムを
はじめとする各種SNS。年収の高低、頭の良さ
悪さに関係無く、誰もが簡単に使えてしまう
ので、残念ながらこのような「ふざけた」投稿
が量産されてしまうベースがあります。

日本にSNSが入ってからずっ~~と、牛丼屋
のアルバイト店員らによるおふざけ投稿から
はじまり、女子プロレスラー木村花さんへの
ひぼう中傷、そして今回のスシロー事件。
SNS活用には、マナーやルールを含めた使用
免許制度などできない限り、根絶するのは
至難の業だと考えます。

今回の事件で、「スシロー」の株価が暴落、
168億円の含み損が発生と報じられました。
すでに投稿者の氏名等もネット上で明らかに
されてしまい、当事者と保護者から直接の
謝罪を受けているものの、「スシロー」では
それを受けいれず、民事・刑事で法的処置を
とると表明しています。
百数十億もの損害が出ているので、賠償金も
億単位になるかも知れません。一般的には
自己破産すれば、損害賠償から逃れなれると
考えますが、本件の場合を調べてみますと

「以下の債権については、政策的な理由から
例外的に免責されないとされています(破産法
253条1項)。これは「非免責債権」といい、
次の債権が該当します」

と1.~7の債権が表記されており、本件の
場合は、2.破産者が悪意で加えた不法行為
に基づく損害賠償請求権が該当するようです。
よって、裁判で損害額が決定されると思います
が、ほぼ「一生モノの代償」になると損害賠償
専門の弁護士が語っています。

裁判所の判決まで、数年は掛ると思いますが、
可愛そうとも思いませんが、このペロペロ君、
その家族の皆さんが、一生賠償金を払い続けると
いう現実が、「ふざけた」投稿の抑止力の一助
になればと考える非常に残念な事件でした。

(2023.2.8 Vol.37)

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