
世界一の囲碁棋士、李世(イセ)ドル九段(韓国)がAI棋士「アルファ碁」の敗れたその後
10の120乗 通りあるチェスの世界チャンピオンは、
1957年、IBMのスーパーコンピュータに
敗れました。
10の220乗 通りある将棋の佐藤慎一四段は、2013年、
日本製のAI「Ponanza」に敗れました。
10の360乗 通りある囲碁の世界チャンピオン李世(イセ)
ドル九段(韓国)は、2016年、AI棋士
「アルファ碁」に敗れました。
敗戦後、李世氏は、「「アルファ碁」の連中は自信満々で、
対局前から自分が負けているようだった」と語っていました。
その3年後、李世氏は引退を表明、その理由として、
「AIという絶対に越えられない壁の前で感じた虚無と
挫折が直接的な理由だ」とのこと。
これから訪れる「シンギュラリティ」は、人間の能力の
1兆倍の1兆倍(10の24乗)であると人工知能研究家
ヒューゴ・デ・ガリス氏が語っています。
まるでSF映画のようなAI全盛時代をどう生き抜いていく
かを考え、準備する時間は、あまり残されていません。
(2024.7.28 Vol.28)