【メイドインジャパンの総合ビジネスソフト「Office」があったのを知っていますか?】
現在、文章作成ソフトと問えば、多くの方はマイクロ
ソフト社の”Word”と答えるのではないでしょうか?
地方自治体や政府機関、教育現場では、日本のジャスト
システムの”一太郎”を使用しているところもまだ多いと
思われます。当初、マイクロソフト社は、漢字変換シス
テムを一から開発しなければならなかったため、日本版
”Word”の発売は、他の言語に比べるとたいぶ遅れました。
ジャストシステムは、母国語なので発売当初から優秀
な漢字変換システムを搭載していたのと、日本企業の製品
を優先的に使用するという政府の方針から、地方自治体や
政府関連機関では、文章作成ソフトは”一太郎”を使うとう
ことになっていました。”一太郎”が全盛の時は、圧倒的な
シェア(当時のWordとのシェア比較が見つけられず)を
誇っていたが、総合ビジネスソフト"Office”がリリースさ
れる頃から、個人ユーザーより文章作成ソフトは”Word”に
乗り替えが始まって、現在、”Word”が圧倒的なシェアを
占めています。
ここまではご存じの方も多いと思いますが、ジャスト
システムも”Office”対抗した総合ビジネスソフトを開発、
発売していたことを知る人が少なくなりました。表計算
ソフト”三四郎”、統合グラフィックソフト”花子”がリリ
ースされていました。(”花子”が現在も現役)”一太郎”
のように優秀な漢字変換システムのお陰で、今でも多く
のユーザーが利用していますが、日本語優位性が災いして、
”三四郎”、”花子”の兄弟合わせた総合ビジネスソフトと
して、世界でのメジャーデビューは叶わなかった。
※著者:菅野弘達のプロフィール
https://www.socialmedia-marketing.jp/profile/
(2021.1.18 Vol.4)
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