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ゲーム開発会社は強し!サウジアラビア皇太子に爆買いされた「信長の野望」コーエーテクモの創業期秘話

ゲーム開発会社は強し!
サウジアラビア皇太子に爆買いされた
「信長の野望」コーエーテクモの創業期秘話

1月に入って、サウジ政府系ファンドが、
任天堂を筆頭に、日本のゲーム開発会社
の株を爆買いしている。その中に、あの
「信長の野望」「三國志」などを開発
しているコーエーテクモも入っている。

コーエーテクモの前身「光栄・KOEI」は、
1980年、襟川陽一が、家業の工業薬品
問屋から業種転換して作られた。
業種転換のきっかけは、妻・恵子から
シャープ製パソコン・MZ-80Cをプレゼント
され、ゲーム開発に没頭、その後、専務
である妻と二人三脚で40年以上にわたり
PC向けに歴史シミュレーションゲームを
提供し続け、時価総額5,834億(2024.
1.18時点)の世界的ゲーム開発企業に
成長させた。
ここまではウィキペディアにも書いてある。

当時、パソコンソフト開発会社の業界
団体の職員だった菅野は、協会の理事
であった襟川夫妻とは協会業務を通じ
て、親交をいただいた。
お二人の馴れ初めは、慶応義塾大学の
学生だった襟川陽一の下宿先が、キャ
ンパスある日吉の大地主の娘、恵子の
いる家に下宿していたことから始まる。
「光栄」の最初の店舗は、この下宿の
軒先からスタートしている。

今では2,000人を越える社員数を誇るが、
創業当時は数十人規模。新入社員研修
も自社だけではできず、襟川夫妻の
要請もあり、他の会員会社の新入社員
を含めて協会主催の新入社員研修を
行った。この担当を菅野が行い、
研修講師は、何と驚きの当時副会長
だったソフトバンクの孫正義社長に
やっていただいた。ウソのような本当
の話です。孫講師がパソコン業界の
明るい未来を笑顔で語っていた姿を
今でも鮮明に覚えています。

もう一つ印象深く記憶されていること、
襟川恵子専務が、協会にお越しになり
「菅野~~!」と大きな声でお呼びに
なると、当時、スモーカーだった専務
の前に、うやうやしく灰皿を差し出し
て、タバコの灰を落とされるのを受け
取るというお決まりの作業をしていた
ことが、本当に懐かしい!

会社設立の際に、業種にとらわれない
社名を易学師に勧められ、「光り栄え
る会社に」という願いをこめて名づけ
られた通りになったのは、単なる幸運
ではなく、襟川夫妻の弛まない努力の
結果だと思います。

(2024.1.18 Vol.19)

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