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パリオリンピックでもSNS上での選手への誹謗中傷が止まらなかった。この対策はいかに?

パリオリンピックにおいても、東京オリ
ンピックに続き、SNS上での選手への
誹謗中傷が後を絶たないという現象は、
世界的な問題として、とても深刻!!
4年間、ベストの成果を目指して来た
選手達の心の傷もさらに深刻!!

SNS活用を10年以上、生業にしてきた者
としても、とても悲しい事態です。

この背景には、
① インターネットの匿名性が挙げられ
ます。直接的な顔が見えない環境で、
誹謗中傷がエスカレートし易いという
傾向があります。

また、メディアや観客の期待が高まる中
で、選手たちに対する圧力が過剰になり、

② 期待を裏切られたと感じた一部の
人達が、その怒りをSNSで発散すると
いう構造も見え隠れします。

国際大学の山口真一准教授の調査に
よると、炎上や誹謗中傷に加担する人
は、実際には40万人に1人と非常に少人
数であることが分かっています。

その対策として、
JOC(日本オリンピック委員会)では、
選手の誹謗中傷をやめるようにと声明を
出したうえで、”法的措置”の可能性も
示唆しています。

誹謗中傷の投稿先となっているSNSプラ
ットフォーム側がAIによる監視を強化
し悪質なコメントを自動的にフィルタ
リングする技術を向上させることが、
一番の対策になると思われるのですが、
各社充分な対策が取られていないのが、
誹謗中傷が減らない根本的な原因と
なっています。

今月末、8月28日からはパラリンピック
が始まります。パラリンピック選手へ
の誹謗中傷投稿に対する、私たちが
できることの1つとして、私たちが
選手への応援メッセージを投稿する
ことで、誹謗中傷投稿を目立たなく
するということです。

勝敗に関係なく、頑張った選手に対し
て、読者の皆さんも可能な範囲で応援
メッセージを投稿していただければと
思います。

(2024.8.18 Vol.88)

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