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第51番目の州になるのか?! 岸田首相の国賓待遇での訪米

第51番目の州になるのか?!
岸田首相の国賓待遇での訪米

2015年の安倍晋三元首相以来、9年ぶりの
国賓待遇での訪米。連邦議会上下両院合同
会議での演説(英語のスピーチは上手でした)
公式晩餐会の出席者の豪華なこと。
国賓待遇なので、至れり尽くせりの歓待でした。

肝心の日米首脳会談での成果として、

(1)マイクロソフト社が日本に約4400億円の
投資表明
(2)日本人宇宙飛行士が米国人以外で初めて
月面着陸できる機会提供
(3)尖閣諸島について日米安全保障条約第5条
の適用対象と明言
(4)北朝鮮との会談を望む岸田総理の姿勢を支持

の4項目だとメディアが報じています。

真っ先に挙げられたマイクロソフト社の巨額
な投資。最近では、ChatGPTのOpenAI社も
東京にオフィス設立を正式に発表。
うわべだけ見れば、岸田首相の大きなお土産
に見えますが、本当でしょうか?

米国のメジャーIT企業による、日本や日本語
に特化したAIの開発、サービスの提供は、
多くの日本企業や個人が米国製AIを活用する
ことによって、日本の企業が「どんなことに
関心を持っていて、どんな困りごとがある
のか」、全て米国企業のデータベースに蓄積
されてしまいます。それらをベースに新たな
ビジネス、商品、サービスが開発され、日本
のマーケットに投入されることを考えれば、
4400億円の投資なんか、あっと言う間に回収
できてしまうでしょう!

本当なら、マイクロソフトの投資なんか丁重
にお断りして、日本のAI開発企業にマイクロ
ソフトの投資額以上の予算を付けて、国内の
AI企業を育成していかないと、もしトラでは
ないけれど、日本が第51番目の州として、
「アメリカ・ファースト」に、貢献する未来
が見えてきます。

(2024.4.18 Vol.76)

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