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【Pick up!点描の弧】 ネガティブ・ケイパビリティ(NPO法人PIECES斎典道さん#8「わかりやすさを手放す」から)

『social hive WAITING CAFE 点描の弧』の常連、株式会社ニイラ代表の和賀です。
今回は、NPO法人PIECES 斎 典道さん(NPO法人PIECES :⁠https://www.pieces.tokyo/)のPodcast4回目をpick up!

【エピソード更新】
#8「わかりやすさを手放す」(NPO法人PIECES 斎 典道④)

#点描の弧
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https://open.spotify.com/episode/2OOwsahN23yWR9R0sdLhcN?si=UguR3zspTgamskS6DsuTXg

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ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)という言葉を初めて知ったのは、10年前位に勤務していた精神科病院の職員研修の場で、外部の精神科医の先生から教えてもらいました。 
negativeとcapabilityが並ぶってどういうことだろうと感じてすぐに書籍を読んで、ものすごく腹落ちした記憶があります。それ以来、私の中での1つの大切な言葉になっています。

社会福祉など人の支援というのは「わかりやすい」部分と「わかりにくい」部分が混在していて、立場や見方によっても様々です。
これは社会福祉に限らず社会課題全般、あるいは日常のやり取りでも同じで、わたしたちは、みえないことやわかりにくいことの多くについて、意外に「みえている」「わかっている」つもりになっていたりします。

例えば、
いつも一緒にいる家族だから、
自分の子供だから、
「わかっている」と思っている。

でもそれは、本当にそうでしょうか。
意外とわかっていることはほんの一部で、わからないことだらけだったりします。

多くの人は「わからない」という言葉をとても否定的に捉えていると感じます。
確かに言い方や聞こえ方によっては「わからない」を連発されると、丸投げされているような依存されているような気持ちにもなります。
でも実は、「わからない」状態は様々な場所や場面にたくさんあって、そしてそれは、そのままで良いこともあるのではないかと思うのです。

全部わかろうとすることは、本当に大事なことなのだろうか。
全部わかったら、何か良いことがあるのだろうか。
わかることは良いこと。
わからないことは悪いこと。
そんな二項対立。

わかりやすさももちろん否定はしないけれど、ぎゅっと握りしめているかもしれないわかりやすさを手放すこと。
わからないままで良い、とふっと緩めてみる。

ネガティブ・ケイパビリティ。
事業や仕事に限らず、日常の暮らしの中で、1つのアイデアとして頭に置いておきたい言葉だと改めて思います。


ぜひ番組の感想や質問、自分の生活をデザインする上での悩み事など気軽にお寄せください!


※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。
聴き手 : ⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠
常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表) HP:⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠
制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか
小野田総合法律事務所:HP:⁠https://www.ot-lawoffice.jp/

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