バンコクのPalette Artspace【WhiteCanvasタイランド】
2020年からタイ、カンボジア、スリランカで始まったアートコンペディション『WhiteCanvasプロジェクト』。
3カ国の中でも、経済や文化で先を走っているのがタイランド。
未だ新興国であるカンボジア、スリランカに比べると、アートシーンもとても盛り上がっている。
そんなWhiteCanvasタイの中心人物は、バンコク在住のアーティスト阿部恭子さんと、『Palette Artspace(パレット アートスペース)』を運営しているワタナシン(Watjanasin)さんだ。
『Palette Artspace(パレット アートスペース)』とは、バンコクBTSトンロー駅の真ん前にあるアートギャラリー。
めちゃくちゃ、便利な好立地。
ガラス張りで入りやすい雰囲気で、一階はカフェエリア。そして、5階建ての建物で、3階と4階がギャラリースペース。
常設では、阿部恭子さんの作品を始め、ポップでカワイイアート作品やグッズが展示販売している。
このギャラリーで開催されていたアニメキャラの遺影の展覧会が、最近、日本でも話題になっていた。(作品のVR展示はこちらから)
Palette Artspaceは、まさにバンコクのアートシーンを牽引する話題のギャラリーなのだ。
Palette Artspace率いるワタナシンさんがすごいところは、リアルアートだけではなくNFTやメタバースなどWeb3.0関連へも展開しているところだ。
NFTアートも多数プロデュースしており、メタバース空間もたくさん手掛けている。
Cryptovoxelsには土地を所有し、定期的にNFT作品も展示。
WhiteCanvasのメタバース展示も常に行なっており、定期的にレイアウトも更新されている。
一体、これだけのメタバース管理を誰がやっているのかと思っていたが、今回ワタナシンさんに直接お会いして、ご自身で製作していると知って驚いた。
ワタナシンさんは、元々は不動産やビジネスを学んでいた生粋のビジネスマン。
アートもビジネスも、Web3.0も視野を広げるワタナシンさんは、今後のタイのアートシーンを牽引していくに違いない。
WhiteCanvasタイランドは、カンボジアとはまた違った形で進化していきそうで楽しみだ。
P.S.
何気に撮った1枚目のサイアムスカイウォークのアートモニュメントの写真。
カンボジア人アーティストLISA MAMさんの作品だった。
カンボジア人がバンコクの最前線で、活躍しているのはなんだかとても嬉しい!