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支援型NFT第5回『リベンジ!OpenSeaで NFTアートを作ってみた』
RaribleというサイトでNFTアートを作るのに、ガス代がバカにならないということは前回の記事で書いた。今回は前回の反省も含めてOpenSeaというNFTアートのサイトの方にアップしてみた。
OpenSeaとは
OpenSeaは、CEOのは、CEOのDevin Finzer 氏(Brown大学出身)とCTOのAllex Atallah 氏(Stanford大学出身)の二人が2017年に創業した、ニューヨークに拠点を置くNFTブームを牽引するスタートアップだ。二人ともSNSで見る限り、めちゃくちゃ若そうだ。ブロックチェーンのテック系の会社とはいえ、金融だからシリコンバレーではなくニューヨークなのだろうか。
仕組みは基本的にRaribleと同じく、画像や動画をアップロードして、イーサリアムで売買することができる。始める前には、MetaMaskというウォレットを設定する必要がある。イーサリアムのブロックチェーン上でアドレスと所有権が紐づけられる。
NFTアートを作成する
NFTアートを作る際には、まず「コレクション」を作り、画像や詳細を追加していく。この「コレクション」の設定の中に、Raribleにあったロイヤリティ(還元金)の設定ができるようだ。一作品ごとにロイヤリティ(還元金)が設定できるRaribleとは少し違う。
その後の設定がなぜか英語になってしまうのだが、さほど難しくはない。
①Imageで画像(.jpg、.png、.gif)や映像、3Dモデルなどをアップロードする。
②名前(Name)・詳細の外部リンク(External link)・作品概要(Description)・Unlockable Content(購入者だけに見える情報設定)などを打ち込む。
③「Create」をクリック。
ここまでは無料。
NFTアートを出品する
作成したNFTアートはOpenSea内で販売することができる。
①固定額販売(Set Price)
決めた値段での販売。
②オークション販売(Highest Bid)
期間を決めて、オークション方式で販売。
③まとめ売り(Bundle)
他の商品とグループ化して販売。
④Include ending priceを設定する「ダッチオークション」と言い、最終価格(底値)を設定し、販売期間(Schedule for a future time)決めて、高値から徐々に安くなる逆オークションで販売する仕組み。なんでも、オランダの花市場から「ダッチオークション」というらしい。
⑤Privacyは決めた相手に対しての個人間取引ができる。手数料0なので、相手のウォレットアドレスなどがわかっていればお勧めの方法。
⑥それ以外にもBountiesというのが、アフリエイト設定。NFTアートを紹介するアフリエイトリンクを設定し、そのリンクから入ってきた紹介者に任意(1%〜2.5%)の報奨金を渡すこともできるらしい。
つまり作品自体を購入しなくても、宣伝しながらアジアのアーティストを応援し、尚且つ報奨金も貰える仕組みが作れるかもしれないのだ!
⑦それぞれを設定し終わったら、Post Your Listingをクリックすることで販売を開始することができる。
どうやらここまでも登録しても、ガス代はかからなかった。
ガス代がかからない?
実はこのOpenSeaは画像アップの際に、ガス代がかからない。Raribleではアップロードの際に$170くらいのガス代がかかったので、大きな違いだ。とはいえ、OpenSeaはガス代は掛からないというのは少し違う。
OpenSeaではlazy mintingという方法を採用していて、販売・権利移転時にはじめてブロックチェーン上でNFTが生成される仕組みだ。
つまりOpenSeaでは、画像アップ時には正確にはブロックチェーンに書き込まれていないのだ。売れて初めてNFTアートなるのである。
とはいえ、NFT作成時のガス代に頭を悩ませる必要がないのはありがたい。
やはり最初から、OpenSeaでNFTアートを作っていれば良かったかもしれない(笑)
その他のNFTアートのプラットフォーム
ちなみに、NFTアートのプラットフォームはOpenSea・Raribleの他にも、Foundation・Nifty Gateway・SuperRare・Mintable・BakeryGallery、日系だとnanakusaなど色々と登場している。
JessyAn・NFTアート第三弾『Self-motivation』
ということで、もうJessyAnの作品をまたひとつOpenSeaNFT化してみた。
つづく
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