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社会貢献×アート&デザイン【SocialCompass活動コンセプト】
『カンボジアにいると何をやってもSDGsになるかもしれない。』
今日の打ち合わせでそんな話になった。
私が代表を務める一般社団法人ソーシャルコンパスは、『社会貢献×アート&デザイン』をコンセプトに活動している。
カンボジアへ来る前は、チャリティだとかボランティアのような活動にあまり興味を持てていなかった。社会貢献というワードを聞くと、リテラシーが高過ぎてちょっと身構えていたかもしれない。
そんな高尚なことはできないと思っていた。
カンボジアへ来た最初の頃、今から9年ほど前は『ノマドワーカー』として遠隔で日本の仕事をすることがおもしろかった。日本にいなくても、日本の仕事が続けることができるのか?それを実証することが、個人的にはとても楽しい実験だったのだ。しかし、思ったよりもフツーに上手くいく。(インターネットがあれば、当たり前なのだが。)
だから、そんなこともカンボジアでの活動も、何年か続けるとそれに飽きてくる。逆にカンボジアじゃないとできないことはなんなのだろうか?
カンボジアは、とても小さな国だ。
人口は少ないので内需も期待できない。
タイやシンガポールのように経済発展はしていない。ベトナムのような国家を上げての、IT人材を育成しているわけではない。もちろん、中国のような圧倒的なパワーがあるわけでもない。
周辺諸国を視察で旅をすると、なぜカンボジアを選んだのかと考えると目眩を起こしそうな時もあった。ITをやるのであれば、ベトナムを選べばよかったと後悔したことだってある。
教育や医療など、何もないカンボジア。
あるのは貧困問題や環境問題など多様な社会問題ばかり。
カンボジアは80年代のポルポトの内戦以降から、数々のNPOやNGO、そして色々な国支援によって成り立っている。チャリティやボランティアという言葉が発祥した国の一つと言ってもいいだろう。
しかし、そのようなNPOやNGO、そして国際協力の活動をしている人たちと知り合ってみると、とても面白い人たちばかりだった。
そんな彼らと一緒に何かをやってみたい。しかし、できることは『デザイン・アート』だけだ。そんな流れで、必然的にできたのが一般社団法人ソーシャルコンパスだった。
『社会貢献×アート&デザイン』という、なんとも偽善じみたコンセプトにも聞こえる。自己犠牲にして「いいことをしよう」ではなく、「どうせやるなら、自分たちができる楽しいこと」をやっていく。
そのできることが『デザイン・アート』だけだった。デザインアートをやれることは、自分にとって楽しいことなのだ。
カンボジアにはSDGsにつながる多様な社会問題ばかりだ。逆にいえば、何をやってもSDGsになっていく。
自分たちがやりたいことをやった先にある、SDGs。
やりたいことをやっている毎日は、単純に楽しくて刺激的だ。
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