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大好きなミャンマーへ、大切な息子と。

ミャンマーが好きだ
理由は、街の活気。そして人だ。

カンボジアの3年くらい前を感じる街並みは勢いを感じ、アジア系だけではなくインド系の人種も交わる人波に飲み込まれると魅了される。

鎖国時代も長かったせいか、人々は自助機能が働いていて政府に頼るのではなく自分たちで問題を解決する傾向を持っている。(カンボジアは他国の援助が多かったため、ちょっと外国人に頼りすぎなきらいがある。)

アーティストの表現も、過激でそして情熱的だ。それでいて、とても敬虔な仏教徒。世界一寄付が多い文化でも知られている。

2019年5月、そんなミャンマーへ二週間ほど移住してみた。

とはいっても、仕事半分のちょっと長めのミャンマー出張。ちょくちょく、ミャンマーへは仕事も兼ねてよく来ていたが、まだ1歳の息子を連れての家族旅行は初めてだ。いつかは多拠点生活もありかもしれないと思っていたので、そんな思惑だった。

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ミャンマーでは、経済の中心都市ヤンゴンと、世界遺産のバガンを巡ってきた。

バガンとは
ミャンマーの中央部、エーヤワディ川の中流域に広がる約40㎢の広大な原野に2000とも3000ともいわれる寺院や仏塔が林立するバガン遺跡。国民の80%以上が仏教徒といわれるミャンマーにあって、今も多くの仏教徒が参拝に訪れる聖地です。カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ世界三大仏教遺跡のひとつが2019年7月、ようやく悲願の世界遺産登録となりました。

ヤンゴン空港からバガン遺跡のあるニャウンウー空港へは、飛行機で1時間ほど。シーズンオフということもあり日本人はほとんどいなかった。

ということもあってか、どこへ行っても注目されるのは1歳の息子だ。世界遺産といえども、さすがにまだまだ秘境の地。日本人の幼児は珍しいらしい。

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バガン遺跡は3000を超える仏塔で成り立っている。行く先々の寺院では、現地のビルマ人に囲まれて可愛がってもらう。

ミャンマーに限らずアジアのスゴイところは女性だけではなく、結構いかつい顔したおじさんや、まだチャラチャラした感じの兄ちゃんまで、子どもをみると笑顔で構ってくれるところだ。

息子の日奈太も、トコトコとハイハイしながら、近寄っていくので大したものだ。

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その中で出会って印象的だったのが、バガン遺跡内のティーローミィンロー寺院で出会ったこの子だ。

いくら仏教国ビルマ人の子どもとはいえ、あまりにも神々しくないだろうか?

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そんな、霊験あらたかな感じの同世代の赤ちゃんと息子・日奈太も交流。

そして、あまりにも可愛いのでちょっとの間だけ、マザーズエクスチェンジだ。妻に抱っこされても動じない神の子と違って、ちょっと不安そうな我が子・日奈太。

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『旅育』と言っても何をすれば良いのだろうか?(今更w)

ネットで調べてみると、「旅育」とは、旅は人間性の成長を促すとする考え方で、旅によって得られる知識や興味・価値観の広がり、共感力を人の成長に役立てようとするもの、らしい。

とするならば、こういった異文化の環境で、現地の人々と交流することは日奈太にとっても刺激的で良いことかもしれない。

それにしても、この赤ちゃんは元気だろうか?

2月1日にミャンマーでクーデターが起きて半年が経つ。
国軍はアウンサンスーチー氏らを拘束し、選挙で選ばれた政権を力で覆した。市民らは街頭での抗議デモや職場を放棄する「不服従運動」で抵抗。国軍側はこれに激しい武力弾圧で応じ、現地の人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」によると、犠牲になった市民はすでに930人を超えているようだ。

それだけではなく、今後2週間にミャンマーの人口5400万人の半分が新型コロナウイルスに感染する可能性があると警告されている。

ミャンマーでは、国軍のクーデターに抗議する不服従運動に参加した医療従事者らが国軍の運営する病院に戻らない中、新型コロナウイルス感染が全国で急拡大し、酸素ボンベの不足も深刻になっている。

この赤ちゃんだけではない。ここの写真に写っている人々は元気なのだろうか?

今のミャンマーに対して、何することができない現実に悩まされる。

あれから多拠点生活はおろか、再び息子とミャンマーに行くことは叶っていない。早く情勢が落ち着いて、息子といっしょに再びミャンマーの方々とお会いできる日が待ち遠しい。


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