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残念しっぱい雑記『弱点は数字、でも悪いのは数字』

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6月末が日本法人の決算ということもあり、数字が見る機会が多かった。

しかし、私はめちゃくちゃ数字に弱い。

正直、経営者になってはけないレベルだ。日本法人も10期目だが、税理士の先生たちのおかげでどうにかなっていると言っても過言ではない。

どのくらい数字に弱いかというと、見積書の数字をよく間違う。見積もりの数字が一桁間違って、先方側からよく指摘される。(優しい世界)
例えば、100,000円と1,000,000円では大違いだ。こんなような数字にまつわる恥ずかしい失敗は、数多ある。

それも、大きな数字になればなるほどよくわからなくなる。もしそこに利子や在庫なんて複雑なものが入ってきたら、こんがらがってって仕方ないだろう。

ここで思った。僕が悪いのではなくて、数字が悪いのではないだろうか?

わざわざ、使い方を学ばなければならない『数字』はデザインとして欠陥なのではなのではないだろうか?iPhoneでもiPadでも、最近は説明書がないのが当たり前。しかし数字は説明書を読むどころか、学校で何年も学ばなければならない。

『数字』、つまり『アラビア数字』のデザインがいちじるしく悪いのだ。

100,000円と1,000,000円は『0』の表記が一つ違うだけで、全然違うものになる。その差は十倍である!!ちょっと、やばくないだろうか?たった『0』の書き損じで、そこまで差が出るのだ。もっと『0』の数が大きくなると、その差はもっと大きくなる。(その上、表記は紛らわしくて、わかりずらい。)

そして29歳と30の違いと、32歳と33歳の違い。それぞれ、たった『1』しか差異がないのに、前者の方が多くのひとは大袈裟に捉える。『9』と『0』の差は、『6』と『7』より大きく感じるのはデザインの欠陥だ。

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年齢の表記なんてゲームのエネルギーゲージのように、
グラデーション表記でいいんじゃないか、と思ってる。

アラビア数字は、紙に表記しなければならい時代ならば最適なデザインだったのかもしれない。しかし、今はスマートフォンやタブレットなどのモニタで、数字は表記することの方が多い時代になっている。

つまり、数字に色があってもいいのかもしれない。数字がアニメーションしていてもいいのかもしれない。数字に音がついていてもいいのかもしれないのだ。

もっと直感的に理解しやすい数字のデザインはあるのではないだろうか。

数字は今のアラビア数字のように、白黒で動きもないデザインである必要はない。

しかし、なぜか『アラビア数字』は言語関係なく、なぜか世界中の人々に使われている。カンボジアのような教育を受けていない貧困国の人々も読むことはできてしまうのだ。

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SDGs01 貧困をなくそう というゴールは、カンボジアにいるととてもも身近な問題だ。

貧困とはどういうことだろうか?
色々な捉え方があるだろうが、つまりはお金がないということだ。
なぜお金がないのか?
それは、数字に弱いからなのではないろうか?

カンボジアにいると、農村部の方々がマイクロファイナンスでお金を借りて、苦しむ人たちについて聞くことがある。

カンボジアのマイクロファイナンスは意外に高利子だ。正直、サラ金と言ってもいいほど金利は高いらしい。貸す方も、リスクある途上国でお金を貸すので仕方がないことだろう。バングラディッシュのグラミン銀行のような成功例もあるので、決して悪いことではない。

しかし、そこから貧困のスパイラルに陥る人々もいることだろう。

カンボジアでマイクロファイナンスをやっている知人もいたりする。彼らが決して騙してお金を貸しているわけではない。丁寧に説明をしてお金を貸しているはずだ。

しかし、借りる方はどうだろうか?

しっかりとした教育を受けておらず、数字が理解できていないカンボジアの農村部の人たちは、その時自分たちが借りるお金の利子の大きさを本当に実感できているのだろうか?

それが貧困に繋がっているようでならない。

教育を受けていない人でも、もっと直感的に理解できる数字を作りたい。

しかし、私のような無名のデザイナーの自分が勝手に数字をデザインしても誰も使うことはないだろう。私ひとりが、アラビア数字に代わる「新しい数字だー!」とデザインしていても頭のイかれたヤバい奴だ。

しかし、昨今ブームのNFTアートにその可能性の一旦を感じている。

数年前から、金儲けになるからと猫も杓子も暗号通貨ブームだ。金のためにみんな真剣に『アラビア数字』を追っているのだ。

個人的な理解としては、ブロックチェーンという技術で、価値をアラビア数字で表現したのがビットコインなどの暗号通貨。

NFTアートはブロックチェーンという技術で、価値をアラビア数字以外で表現するものなのではないかと思っている。

そんなNFTアートから、もしかしたら新しい数字の可能性が生まれるかもしれない。そんな思いで、アジアから始めているのが『WhiteCanvasプロジェクト』や『TriARTsギャラリー』だ。

アジアのアートが、新しい数字のようなものになったら美しい。本気でそう思っている。コイツ何言ってるんだ!?だろう(笑)

ともかく、現代はお金、年齢、偏差値、テストの点数、血糖値(?)などなど、アラビア数字を意識しながら生きている。数字で争い、数字に嫉妬する。

SNSのフォロワーやいいねだってそうだ。人生のストレスのほとんどが、数字なのではないだろうか?

未来の世界はアラビア数字なんて一切意識せず生きていけれる未来が、平和な未来の世界なんじゃと真剣に思っている。

数字が苦手でも幸せに生きる未来。そんな未来を作っていきたい。

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