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子どもと旅育、大人も旅育

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海に来た。旅に出れなくなって、久しぶりの海だ。

とはいえ、最初、旅をすることを躊躇した。

『本当に旅なんてしても良いのだろうか?』。

プノンペンは夜間禁止令や飲酒禁止令もあり、夜は家に引きこもる。おかげで夜な夜な昔の思い出に浸りながら、毎日note を書いている。

昔の記録を確認すると、今では信じられないほど海外を飛び回っていた。

あの頃の私は、こんなに旅に出ることを躊躇する時代が来るなんて、思いもしなかったことだろう。

コソコソと、タクシーをチャーターすることを企てる。

昔は知り合いづてのタクシードライバーとの交渉が定石だったが、知り合いづてにCamboticket という長距離タクシー予約アプリがあることを教えてもらう。

まどろっこしい交渉なんて必要がない。Grab のように、行き先を指定すれば家の前まで迎えに来てくれるのだ。

本当に便利な時代になったものだ。知るか、知らないかで大違いだ。

タクシーに乗って、久しぶりの家族で遠出。

こんな時代なのに、プノンペンの郊外も変化している。知らない間に、プノンペンは大きくなっていた。

海が見えると『海だ!!』と心が弾む。単に海が見えただけなのに、新鮮な気持ちを思い出させてくれるのはなぜだろうか?

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色々な刺激が、久しぶりに降り注ぐ。ケップの海を眺めながら、今、この文章を書いている。

目の前で、3歳になった息子が、初めてのカンボジアの海ではしゃいでいる。

『旅育』は、子どものためだけのものではないかもしれない。

久しぶりの『旅』は大人の私たちにとっても、色々な学びや刺激を与えてくれるからだ。

この記事は現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 115号 2021年11月15日のカンボジアのフリーペーパー『NyoNyum』掲載のものです。



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