初代 audi TT 購入顛末記②〜そして現地にて現車と顔合わせ
前日からの東京から三重県、名張への移動。そして朝になり近鉄沿線某駅にて待ち合わせ。駅のロータリーまで迎えに来てくれている。道中アウディの話をなどしながらクルマが置かれている場所へ移動する。この人ならしっかりメンテしながら乗っている車なんだろうなぁと安心感で満たされていたのだが、、、
現地にて、色々と書いてないこと言ってきた
現地にて多少の発見(不具合い)はあるだろう。ただ自分の中ではある程度の不具合は仕方ないと思っている。なんせ20年前のクルマだ。普通に何かあるだろうし、オーナーが気づいてないこともあるだろう。
しかし自分の許容範囲は、"説明として書いてある事と食い違いがない"ことが許せる範囲だ。その"説明の中"での程度については我慢の範疇だと思っている。
現地に着いて、色々と言ってきた、、、
そして現地に着くやいなや、複数台のアウディが置いてある。すごい台数だなぁ、マニアならこういうこと(複数持ち)もあり得るのかなあと思った程度であったが、、、。そしてその中に自分が購入した車が置いてあった。
「これが購入されたアウディです。鍵持ってきます、エンジンかけますね」とか言いつつクルマの説明に入った。バッテリーは普段は端子を外していると言っていた。私が引き取りに来ると言うことで充電しておきますと。エンジンは一発でかかった(当たり前か)。
ちなみにこの付いているバッテリーも10年前以上のものだ。「いったんエンジンかかると大丈夫です」と言っていたが、まぁここまで相手に要求はしない、消耗品は妥協の範疇である。良い品がついていればラッキーの範疇だと思っている。
昨日気づいたんですが、ドライブシャフトのインナー側が切れてました…
平然とドライブシャフトのインナーが切れてると言ってきた。「 おいおい、説明には書いてなかったじゃないか」と心の中で思ったのと、直すの厄介だなぁ、、、と。「 間に合うんだったら私が直したんですが、 昨日分かったので間に合わなかった。パーツも2000円とかで安く売ってます。誰でも直せる作業ですよ」と。 本当に簡単に治せるのか? この人言ってるの本当かなぁと思いつつ。
相手が色々と説明しているのを聞きつつ、自分はボンネットの塗装を見ていた。 説明では塗装も綺麗と言うような書き方だったが、白ちゃけた感じなのだ。つまりはクリア剥げ? そこの所を気にしていると相手は「 これは100%落ちますよ」。私は「これは水垢ですかねぇ」と言うと「 大丈夫です、保証します」と。
20年前の車の塗装に そこまで期待はしていなかったが、この男が発する言葉を信じて良いのか、、、
なんとタイヤを見たらヒビ割れだらけだった!
そして圧巻はタイヤのひび割れ。この男は自走して帰れると私に言っていた。もちろんタイヤにも期待はしていないがせめて東京には帰る位の寿命はあるだろうと思っていた。そもそも「予備検査すぐに取れます」と言っていたのは何なんだろう?
(このタイヤでは自走して帰れない、、、どうすりゃ良いんだ?)と心の中で思っている自分。そしてこの男も気づいたのであろう、次に私に言った言葉は「 このタイヤではちょっと危険だから他の車のものと変えましょうか」
(そうしてもらわないと帰れない…)「 そうしてもらえますか?」とちょっと助かったと思う自分である。
「買って300キロしか走ってないのがあります!」と私に提案してきた。そして ただで交換かなと思っていたが「45,000円でどうですか、とても人気のホイールです」と言ってきた。
自分の中でイメージ計算が始まる。名張りに来るのにも前泊でお金がかかっている。さらにお金がかかるのか、、、でもこれでは帰れない。近くにタイヤショップはないのか?いや在庫があるかも分からない、、、頭の中がグルグルと回る。
どうせタイヤはあてにしてなかったのだ。300キロメートルしか走ってないタイヤだったらたとえ東京に帰ってショップで買ったとしてもそれぐらいはかかるであろう。と自己肯定の方へ思考がすすんでいる。仕方ないだろう、受け入れるしか、、、渋々と45000円を支払った。
以上が現地でのやり取り、遠方より引き取りに行ったゆえに、無事帰ることで頭がいっぱいになって来ているのです、、、
(次に続く)
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