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空気読めない人間が組織を壊す!

 とある会社でのプロジェクト発表の際の出来事。つい思い当たる節があったので書きます。
 プロジェクト実行部隊はAさんBさんCさんの三人で、女性AさんとBさんが発表者、Cさんは男性で全体を見ていたと言う感じでしょうか。
 発表はオンライン、会議室に三人集まりスピーカーやらマイクの準備を行い、あとは発表だけと言う段階でした。
・・・そこになぜかM氏と言う人物が登場して来ました。

どうして来たのぉ〜

 M氏の人物像はと言うと、社内でもかなり評判悪き人物、常に若い女性に接近し上から目線のつまらない話しをするので、女性より総スカンを喰らっている人物だそうです。「自分の話しは面白い」、「若い人にためになる…」と思い込んでいるらしく、最終的には上目線にプラスして一方的会話で"聞く耳"持たない人物らしいです。

 さて今回、この実例から一人の個人の振る舞いと組織への悪影響を考えたく筆をとった次第であります。
 "空気をよめない人間"はどういうロジックで周りの人間のモチベーションを下げるのか、、、
 私も過去にそれに似た職場にて経験したことがありますが、一人の空気読めない人物のおかげで部署全体の雰囲気が壊れる・・・。「なんて馬鹿げたことなんだ」と思ったものでした。

一人の人間が組織を壊す

 M氏は過去この二人に絡んだ仕事はあった様ですが、なぜこの場に入って来たのでしょうか? M氏が入ってきた瞬間、一気に部屋の雰囲気が変わったのは簡単に感じることが出来たそうです。

成果の影に自分の功績がある! と言いたいのか。

 M氏は過去、彼女たちと同じ仕事をしていたのである。当時の周囲の評価は発表資料が分かりづらい、しゃべりがくどい、などあまり芳しくない物だった。だが自分がいたから彼女たちのプロジェクトが成功したのだと言いたかったのと、上へのアピールをしたかったのだと、容易に想像が付きました。

 彼女たちの発表が終わった後、声を大にしてあそこがよかった、ここが良かったなどど感想を告げたそうだが、ほとんど上から目線の感想としか捉えられなかったそうです。

 今の若い人がそんなの言葉で喜ぶはずもありません。しれっと「感想ありがとうございます…」とお礼を言って終わったかと思うと、更にしつこく個別にチャットで詳細な"感想"を送りつけて来たのには空いた口が閉まらなかったそうです。

マウントとる事は、他人の功績の搾取と同じこと、、、

 彼女たち2人はしらけた感じになったそうです。もうM氏の発言はいかにも"にわか上司"となり変わっていたそうです。自然と出る言葉、本来のDNAがそうさせているのかも知れません。
 なぜ彼女たちは嫌な気持ちになるのか? 上目線になって発するM氏発言が、彼女たちが自身で成し遂げた心の中の満足感を"搾取"しているのです。他人の領域にズケズケと入り込み、マインドの部分を無理やり切り取ってしまったのです。
 これは言い換えると、、、"マウント"です。マウントをとると言うことは、いわゆる他人の"モチベーション泥棒"なのです。

 私はこういった人間のいる職場を何度か見てきました。そしてかなりの確率で部署の雰囲気を悪化させ、さらには生産性をも低下させるのを見て来ました。そしてこういった内情は相談するところもなく、結局当事者たちは我慢を強いられます。

それを打ち消すCさんがいました。

 誰しも上に忖度している人間を見るのは嫌なはずですが、そこにいたのがCさんです。Cさんは会社の上層部へ忖度もしない、仲間とともに作業を成し遂げる人でした。
 Cさんはひとこと、お疲れさんと声がけして、さりげなく彼女たちとお食事会をしたそうです。「よく頑張った、打ち上げしよう」と言ったM氏の誘いは丁重に断わったそそうで、、、

周囲を見渡せば、きっと見ている人がいるはずです。

 会社はなんでもかんでも効率性や生産性アップなどと言うのですが、こう言ったケースの対処についてはあまり言及しません。
 モチベーションを下げると言う事が、どれだけ非効率なことなのかを理解してもらいたいものです。

 マウント人間が組織を破壊すると言うロジックを紹介したかったのですが
、ふっと周囲を見渡すとCさんの様な人物がいることも忘れてはいけません。そんなメンター変わりになる人を探して負のオーラを解消しましょう。
 ちょっと冷静に周囲を見渡せば、そんな方が見つかるはずです。

(終わり)

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Yorisoi Masa
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