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きのホ。「モーニンググローリー」のチップチューンアレンジを作りました

京都を拠点に活動している、私が大好きなアイドルグループ「きのホ。」さんの「モーニンググローリー」という曲の、チップチューンアレンジを勝手に作らせていただきました。せっかくなので、作るにあたって工夫した点などの備忘録を残しておきます。

■「モーニンググローリー」原曲

小清水さんの「イー、アー、イーアー、サンスー」からの、特徴的なシンセリフ、コミカルな振り付け、もうイントロから最高ですね。

きのホ。さんは、コミカルな側面がかなりあるグループだと思うんですが、そのイメージに凄くマッチした曲だと思ってます。

サビの歌詞も「グーテンモルゲン」を連呼していて、すごく頭に残ります。
1番と2番でサビメロディが全然違うギミック(相合傘もそうかな?)があり、同じ曲の中でも大胆にAJIHENされていて、とても楽しいです。私は特に2番サビのメロディが大好きです。

この曲が収録されている、きのホ。さんの最新アルバム「都スカイハイ」は、名曲揃いなのですが、私はコミカルなモノやシンセサウンドが趣味なので、この曲をアレンジしてみようと思いました。(アンバランスとか、麗しのタンバリンとか、夕立雲とか、本当に名曲揃いだと思います…)

きのホ。さん、コミカルだったり人間味滲み出てたりしつつも、アイドルとしてしっかりしてるのやっぱすごいな。

■チップチューンアレンジ

曲を作ったりアレンジする時には、↓の様な非難が飛んでこないか心配になりますが自分なりにやって行く事が大切。

美味しくないものを食した時の御堂莉くるみさん
(推しメン)

■制作環境

そもそもの「チップチューン」とは何かといいますと、ゲーム機から出る音(もしくは、それに類似した音色)で制作された楽曲、と私は解釈しています。

私の場合は、「ゲームボーイ」というゲーム機で「LSDj」というソフトを動作させて制作しています。「LSDj」の概要や、導入方法については下記の
サイト等が参考になるかと思いますので、気になる方がいればご参照ください。

■工夫した点

ゲームボーイでは同時に音が4つしか鳴らせないので、基本的に近代の楽曲をカバーするためには、トラック数が足りません。そのため、1つのトラックの中に、無理やり複数の楽器のフレーズを打ち込んだり、高速で音程を変えて疑似的なコードを鳴らしたりといった工夫が必要になります。

<イントロ>
①小清水さんの「イー、アー、イーアー、サンスー」
やはりここが肝だよな思い、LSDjで使用可能な「SPEECH INSTRUMENT」機能を初めて使ってみました。疑似的に人の発話を再現できる機能のようです。ただ、音程までは操作できないらしく、小清水さんの特徴的なイントネーションまでは再現できませんでした(私の技術力が足りてないだけかもしれません。有識者の方いらっしゃったら教えてください・・・)

②コミカルシンセ
モーニンググローリーの楽曲全体の印象を決定付けているであろうシンセパート。4トラック中2トラックを割り当て、微妙に音程をずらしたり、波形を小刻みに変えて音を太く聞こえるようにするような手法を使って音色を作りました。

③16ビートドラム
イントロはコミカルシンセの印象が強いですが、私的にはシステマチックに高速で16ビートを刻み続ける、小気味良いハットの音がめちゃくちゃ気持ち良くて印象的です。各種シンバルやスネアの音をホワイトノイズで再現しています。

④うねるベース
私は絶対音感が無い&相対音感も怪しく、特に低音の耳コピが苦手です。キーに合わせて、なるべく音を外さないようにしたつもりですが、色々と違っている気がします。すみません。ケンヤさんや、メグミさん、フレーズ教えてください・・・
それと、低音担当のトラックを1つ準備して、そこにベースとキックの音を同居させているので、細かいベースフレーズの再現がなかなか難しい。この辺はもっと勉強していきたいです。

Aメロ以降についても書こうとおもったけど、けっこう時間かかりそうなので、一旦ここまでにします・・・

サビの裏メロが一生分からなかった問題や、推しの歌い方がテクニカル過ぎて再現できない問題は、自分の音感や音源操作能力が足りてないと思うので、そのあたりも向上させたいです。

アレンジを作ったことによって、曲に対する解像度が上がったと思うので、ライブもより楽しめるようになったはず。今後も楽しむぞー





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