味わいのある流木のモノづくりは面白い――coconova流木ワークショップ講師 森山衛さん【地域と歩むまちづくりVol.1】
こんにちは。沖縄県名護市の「地域の公園」coconovaです。
このnoteでは、coconovaをキッカケにあたらしいことを始めてくれた人たちのインタビューをお届けしていきます。
今回は、流木を使ったワークショップを開催してくれている、森山衛さんをご紹介したいと思います!
長いキャリアの中で出会った”流木”の魅力
「海岸を歩いて、流木を見つけてね。この形から何が作れるか……っていうのを考えるのが楽しいんだ」
そう笑顔で語るのは、家具などを流木でつくる「流木ワークショップ」講師の森山衛さんです。
「茶の間とか、伝統的な建物もやっててね。流木から龍の形をイメージして彫ったり……いろんなことをやりましたよ」
清水建設を独立した後、50年間工務店を経営。ずっと「モノづくりのプロ」として仕事をする中でたどりついたのが流木の魅力だったといいます。
多様な人々とつながるcoconova”流木ワークショップ”
現役引退後、趣味で家具などを作っていた森山さん。coconovaのフリーマーケットへ作品を出したのがきっかけで、館長の具志堅からワークショップを依頼されました。
Instagramで森山さんやcoconovaスタッフが参加者を募った結果、小学生だけでなく台湾やロシア出身の方も参加。さまざまな人が来るcoconovaらしく、ふだん接点のない人どうしが繋がる場となりました。
制作されたのは三線置きや写真立て、キャットタワーなど。独特な形の流木を前に「どうしたらいいのかわからない」と考え込んでしまう人もいましたが、参加者同士で教え合う場面もあり、賑やかな雰囲気のワークショップとなりました。
ひとつひとつ違った味わいを持つ流木だからこそ面白い
「モノづくりの楽しさは、頭で『こうしたいな』と思う形に、試行錯誤しながら近づけていくところにあると思うんですよ」
インタビューの中で、森山さんはあらためて「モノづくりの楽しさ」について話します。
「そこへいくと、流木はおもしろい。ひとつひとつ形が違うから、この形からなにがつくれるのか、つくりたいものをつくるためにはどの流木を使えばいいのか。そんな風に考えを巡らせることができる」
第一回の流木ワークショップは3月4日に全プログラムが終了しましたが、すでに第二回のプログラムを計画中とのこと。
「今回のワークショップでは私が用意した流木を使ったけど、次回はみんなで海に行って、流木を拾うところからやってみたいね」
海で流木を眺めながら自由に考えを巡らせる、そんな過程からはじまる次回のワークショップでは、さらに面白い作品が制作できそうです。
次回は、本部町を中心に、古着販売による地域の活性化を目指すWingsさんのお話をお届けします。おたのしみに!