合格祈願SP 香川 3日目
84番札所 屋島寺
源平の合戦場、屋島合戦を望む寺。
唐より来日していた鑑真によって開かれた。
85番札所 八栗寺
入唐前、弘法大師が無事仏教を学び念願が叶うかを試すために8個の焼き栗を植えた、帰って見るとすべての栗が生長していたというのが寺名の由来。
これを見ると、なぜか今回あまり、多宝塔を見てないような気がします。
86番札所 志渡寺
藤原不比等が開基。11面閻魔さまがいる。
87番札所 長尾寺
静御膳が出家して尼になった寺で有名
昼食
最後の祈願の前に、「打ち込みうどん」を食す。
白みそ味で、また違った何とも言えぬ素朴な旨さがあった。
88番札所 大窪寺
いよいよ最後の88番、結願の寺、徳島県に近い静かな山あいにある。
番号は最後ですが巡礼は続きます。
唐から帰った弘法大師が、胎蔵ヶ峰の岩窟で求聞持法の秘法を納め大きな窪のそばに堂宇を建てたのだそうです。唐で恵果阿闍梨から授かった三国伝来の錫杖を納めて結願寺を定めたそうです。
大師堂へ行く時に、凄いお方に偶然お会いすることが出来ました。
一期一会、この絶妙な縁起による、日本一の先達西野さんとの素敵な出会いはとても不思議でした。会話の中で、いきなり西野さんは僕に「ぜひ、あなたの人生観をお聞きしたい。」と言ってきました。(普通はこんな話は、まったくしないそうです。)
違和感なく僕も話し出しました、その瞬間自分に驚いたのは、普段初めて会った人には決して言わないようなことを平然とほんの1,2分で言ってしまったこと、そしてすべての僕の言葉を違和感なく受け止め、そう思う「根源」が分かるとまで言い切ってしまう大先達。そして、僕も西野さんの仰ることが、そのままにダイレクトに心に入ってきたことでした。
何とも不思議な瞬間でした。
僕の話してることがそのまま彼の中に吸い込まれ、彼の言葉も僕の身体にすんなり入ってくる。最小限の言葉で会話が成り立ってしまう。
「またどこかでお会いしましょう。」
ポソっと言った、この言葉が鮮明に残っています。
あとから聞きましたが、普段、彼はこのようには話してくれないそうです。彼は、このお遍路を654周もしているのです。超人的な数字です。
もちろん日本一そして世界一です。
この数字は何を意味するのか、まさしく僕の教えることと同じなんです。
今日という今の瞬間をしっかり生きる。
それだけなのです。今のこの小さな一歩が、ふと気づいてみると、四国八十八ヶ所巡礼654回(周)というとてつもない数になるのです。
頂いた錦の御札には、しっかり654回と記されている。