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project:ZENKAI、第3期を終えました。【2023年9月30日】

トヨタ自動車と共同で取り組んでいる高校生年代の若者向けプログラム #projectZENKAI の第3期が終了しました。トヨタ自動車チームのサポートのもと、56名の高校生年代の方を、11名のインターンメンバーと、ハッシャダイソーシャルチームで受け入れ、3ヶ月間のプログラムを走り抜きました。

project:ZENKAIは、学歴や偏差値だけじゃないひとりひとりの可能性を発見しようとする場所です。必ずしも、学歴や偏差値を否定しているわけではないですが、学歴や偏差値という、ものすごく限られたものさしを当てられることで、そこで勝負をする人の多くは打撲のような傷を負い、そこで勝負できなかった人はスパッと切られた切り傷のような傷を負う。尊厳を失う瞬間が、歳を重ねる中にたくさん存在していると、自分の体験を通じても感じています。

だからproject:ZENKAIは、関わる人すべての尊厳や自信の回復ができる場所でありたいと思っています。参加者同士で、話を聴いてもらう、話を聴く、気づきをシェアする。ただ、なんでもないその行為は、その場にいる人たちを相互的にエンパワメントしていく。一方的なものではなく、誰かが誰かをエンパワメントし続ける場所となる。

project:ZENKAIをやさしい場にするだけでなく、ここから、この社会に向けてやさしい場をひろげてゆきたいという気持ちがあります。

そのために、project:ZENKAIでは「自分の本当を大切にして、行動にうつそう」と言い続けています。行動をしよう!というのは、すごいことをしよう!って言ってるワケではなく、自分の心の中に生まれた違和感や、気づきや、好奇心や、変わりたい、みたいな、本当の気持ちを行動にしようって、ことです。それが、自分を大切にするってことで、そんなふうに自分を大切にできたなら、自分が大切にしたい人を大切にできるようになるんじゃないかな、って思います。

ハッシャダイソーシャルといっしょにproject:ZENKAIをつくっているトヨタ自動車は、ミッションとして「幸せの量産」を掲げています。project:ZENKAIのメンバーが、たとえば二人を大切にすることができたなら、それが連鎖してゆけば、それって、いつかできるんじゃないかと信じています。

参加者に最後、こう伝えました。

「これから、どうしようもなく苦しくなることや、しんどくなる瞬間はあると思う。必ずある。そんな時は、自分を責める前に、人に頼って欲しい。そのあとに、社会を疑ってみてほしい。そして最後に、その社会を変えるには、自分から変わるしかないってことを思い出してほしい。」

きびしく聞こえるかもしれないけど、だからこそ、僕たちはいっしょにいる必要があるんだと思います。インターネットもあるし、集まることもできる。

project:ZENKAIから、やさしい場を社会にひろげてゆくんだと、本気で思っていますし、今回、さらに思いました。

4期に向けた準備がはじまります。
引き続きがんばります。

改めて、参加してくれた皆さん、協力してくださったメンターの皆さん、インターンメンバー、トヨタ自動車の皆さん、いつも尽力してくれるハッシャダイソーシャルのメンバーへ、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします!!!

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三浦宗一郎 / Soichiro Miura
いつも応援ありがとうございます!!!