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2024年11月10日|青森旅について

何に対して手を合わせているのかよくわからないまま、それでも、何かに手を合わせてしまいたくなるような瞬間がある。言葉にできないほど、感謝をしたくなるような、そんな瞬間。人生にとって、貴重な瞬間。

今回の青森県への出張を振り返ると、手を合わせたくなる。

11月9日から11月10日の2日間、青森県へ行っていた。11月9日は八戸にて出版記念イベントを開催し、11月10日はある新規のプロジェクトの視察をしに行った。

今回、八戸に訪れるきっかけをつくってくださったのはルイさん。もう3年も前になるか、ルイさんが「いつかは地元・八戸を盛り上げる為に」と、香川県三豊市に地域づくりを学びにきているときに、三豊のスナック「ニュー新橋」で出会った。

それからと言うものの、ルイさんは三豊に訪れる度に朝まで一緒に飲んでくれるし、CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 のクラウドファンディングをやる度に真っ先に支援をしてくれていた。

去年、三豊に遊びに行ったとき、ルイさんが三豊を離れると聞いた。もう4年近くも三豊にいて、ほぼ地元の人たちと見分けがつかないぐらい三豊に馴染んでいたルイさんが、その町を離れるなんて、なんならちょっと寂しいとさえ思った。自分でさえ。

ルイさんも、三豊のみんなも寂しそうにしていた。なぜルイさんが三豊を離れることを決めたのか。それは「地元・八戸を盛り上げるため」でだった。初志貫徹。シンプルにかっこいい。そう思った。

そんなルイさんが、出版記念イベントを全国でやるというリリースを見て、連絡をくださったところから、今回の八戸でのイベントが実現した。

当日は40人を超える地元・八戸キーマンたちが集まり、熱量のこもるすばらしい時間が展開されたと思う。すべて、ルイさんの器量によるものだと思った。

その日は打ち上げと称し、ルイさんの案内で八戸の町を楽しみ尽くした。人口あたりの飲み屋の数が、日本でトップクラスに多いという青森県。想像してた数倍、奥が深く、楽しい町だった。

歴史を感じざるを得ない、数々の人の想いが染み込んだような店が連なる町。それでいて、新しくはじめてくる人を迎え入れる空気感のある町。時間がとけていくようにやさしくて、刺激的な町。あの夜に向かって、また駆け出したいと思える。

夜の八戸への名残惜しい気持ちを振り切って、ホテルに戻った。(そうは言っても1時30分まで飲んだけど。)翌朝の館鼻岸壁朝市に行くために。

眠い目を擦りながら、まだ薄暗い町に出た。5時30分。市内から10分ほど車を走らせてついた漁港は異様な盛り上がりを見せていた。

350以上のテントと、漁港に並ぶ漁船の灯り、賑わう人々の声。朝日が少しずつ顔を出し、空はどんどん焼けていく。

人々の営みを感じるすばらしい時間。場内のアナウンスも含め、完全ではないから生まれる、ここだけの完全を感じた。

1個300円の特大蒸し牡蠣と、「きたら絶対に食べるべき」と言われた手羽先の唐揚げをたべた。うまかった。

そして、雲ひとつない空の下、八戸の美しい海岸沿いをドライブした。外気温と車内の寒暖差で眠気に襲われながらも、その美しい時間に浸っていた。

青森は銭湯の数も日本トップクラスということで、そのまま銭湯へ。「任侠道にはげまれている方のご入浴はご遠慮ください」という、非常に遠慮がちな貼り紙を横目に、まっしぐらに風呂へと向かった。

熱湯とぬる湯から、サウナへ。サウナから、水風呂へ。その後、透き通るような晴天の下、透き通るような空気を深く吸い込みながら、寝転がる。自分の意識を内側へと向ける。

その後、露天風呂と水風呂を往復しながら、露天風呂に足だけつけながら、眩しく照らす朝日の元で目をつむる。

自然と湧きあがる、感謝の念。ルイさんとの出会い、今回のイベントが実現できたこと、ハッシャダイソーシャルのメンバーがいてくれること。青森の地で、想いをつないできたたくさんの人たちのこと、あるいは、温泉自体に、地球自体に。そして、普段支えてくれている家族や友人に帰着する。感謝の念から生まれる多幸感に包まれる。

その後、車で弘前へ。詳細は省くけど、ここでもまた、すばらしい体験をした。

寝不足と移動の疲れで、いつもより5倍ぐらい重たい身体を引きずって、新幹線に乗った。気がついたら東京についていた。多幸感はそのままに。

青森での多幸感を日常に持ち込んでいる。日常が前より深く輝く。旅のありがたみ。また、感謝のループ。

今日も読んでくれてありがとうございます。人生はたのしい!

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三浦宗一郎 / Soichiro Miura
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