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4~6歳の子どもに意識させたい『たった3つのこと』。 サッカー指導者が教える上手なための土台作り

こんにちは!サッカー指導者のルイです。

今日は、特に4-6歳の子どもたちに意識してほしい「たった3つのこと」についてお話します。この年代で身につけたい大切なことは、実はあまりありません。

あれもこれもと欲張りすぎると、子どもたちの成長を遅らせてしまうことも。 今回は、本当に必要な「3つの土台」に焦点を当てて伝えていきます。


1. ボールと仲良しなこと


「うちの子、まだボールをうまく蹴れないんです...」
「他の子より上手にドリブルができなくて...」

親御さんのお悩みはよく聞きますが、この時代で最も大切なのは「技術の完成度」ではありません。

大切なのは「ボールを怖がらないこと」

まずは、ボールを「友達」のように感じられることが大切です。

実際の遊びの例:

  • ボールを転がして守っている

  • ボールの上に足を乗せてみる

  • 座ってボールを足で触ってみる

  • ボールを手で持って歩く、走る

  • ボールを投げ上げてキャッチ

これらの単純な遊びが、実は将来のボールコントロール力の土台となるのです。

家でできる遊び方:

  • リビングでボールを転がす(柔らかいボールがおすすめ)

  • お風呂でビーチボール遊び

  • 布団の上でボール遊び

大切なのは「正しい蹴り方」ではなく、「ボールと触れ合う時間」です。


2.走ることを楽しむ


サッカーは「走るスポーツ」です。でも、この時代では「走り方の指導」は必要ありません。

大切なのは「走る楽しさを知ること」

自然と走れる遊びの例:

  • 普通の鬼ごっこ

  • しっぽ取り

  • 線鬼 (フットサルコートなどの線の上しか歩けない)

これらの子どもの遊び、自然と「走ることが楽しい」という感覚が身についていきます。

親子でできること:

  • 公園で軽くボール遊び

  • 「よーいドン!」で競争

  • 散歩中にたまたまダッシュ

無理に「フォームを意識して」と言う必要はありません。 楽しく体を動かすことで、自然と走る力は育っていきます。

3.「できた!」を増やすこと


この年代の最大のポイントは、「できた!」という成功体験を積み重ねることです。

なぜ「できた!」が大切か?:

  1. 自信につながる

  2. チャレンジ精神が育つ

  3. 練習が楽しくなる

  4. 「もっとやりたい」という気持ちが生まれる

実践のポイント:

  • 最初は簡単な目標から

  • 失敗しても大丈夫な雰囲気づくり

  • 小さな進歩もブレず褒める

具体的な例:

  • ボールを2回続けてリフティングした → 「すごい!」

  • 思い切り蹴れた→「強いキック!」

  • 転んでも立ち上がった → 「頑張ったね!」

  • 友達とパスができた → 「ナイスパス!」

よくある心配と解決のヒント

「他の子より下手かも…」

→ この年代は、個人差が大きいのが当たり前です。 なお、この時期の上手さは将来の伸びを決めるものではありません。

「集中力が続かない」

→4-6歳では、10-15分程度の集中力は普通です。飽きてきたら、別の遊びに切り替えましょう。

「練習についていけない」

→無理に練習する必要はありません。少し簡単な内容から始めて、徐々にステップアップしていきましょう。

まとめ:この時代で本当に必要なこと

  1. ボールと仲良しなこと

  2. 走ることを楽しむこと

  3. 「できた!」を増やすこと

これら「3つの土台」さえしっかりしていれば、必ず伸びていきます。

逆に言えば、この年代で色々な技術を求めすぎると、実際サッカーが嫌いになってしまうリスクもあります。

おわりに


完璧を求める必要はありません。この3つのポイントを意識しながら、お子様のペースで楽しく続けていけることが一番大切です。

明日からでも、ぜひ意識してみてください。子どもの可能性は無限大です。その芽を、一緒に育んでいきましょう!

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