![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159502792/rectangle_large_type_2_152151f8a2b848b8f1945bbb142619f2.jpeg?width=1200)
4~6歳の子どもに意識させたい『たった3つのこと』。 サッカー指導者が教える上手なための土台作り
こんにちは!サッカー指導者のルイです。
今日は、特に4-6歳の子どもたちに意識してほしい「たった3つのこと」についてお話します。この年代で身につけたい大切なことは、実はあまりありません。
あれもこれもと欲張りすぎると、子どもたちの成長を遅らせてしまうことも。 今回は、本当に必要な「3つの土台」に焦点を当てて伝えていきます。
1. ボールと仲良しなこと
「うちの子、まだボールをうまく蹴れないんです...」
「他の子より上手にドリブルができなくて...」
親御さんのお悩みはよく聞きますが、この時代で最も大切なのは「技術の完成度」ではありません。
大切なのは「ボールを怖がらないこと」
まずは、ボールを「友達」のように感じられることが大切です。
実際の遊びの例:
ボールを転がして守っている
ボールの上に足を乗せてみる
座ってボールを足で触ってみる
ボールを手で持って歩く、走る
ボールを投げ上げてキャッチ
これらの単純な遊びが、実は将来のボールコントロール力の土台となるのです。
家でできる遊び方:
リビングでボールを転がす(柔らかいボールがおすすめ)
お風呂でビーチボール遊び
布団の上でボール遊び
大切なのは「正しい蹴り方」ではなく、「ボールと触れ合う時間」です。
2.走ることを楽しむ
サッカーは「走るスポーツ」です。でも、この時代では「走り方の指導」は必要ありません。
大切なのは「走る楽しさを知ること」
自然と走れる遊びの例:
普通の鬼ごっこ
しっぽ取り
線鬼 (フットサルコートなどの線の上しか歩けない)
これらの子どもの遊び、自然と「走ることが楽しい」という感覚が身についていきます。
親子でできること:
公園で軽くボール遊び
「よーいドン!」で競争
散歩中にたまたまダッシュ
無理に「フォームを意識して」と言う必要はありません。 楽しく体を動かすことで、自然と走る力は育っていきます。
3.「できた!」を増やすこと
この年代の最大のポイントは、「できた!」という成功体験を積み重ねることです。
なぜ「できた!」が大切か?:
自信につながる
チャレンジ精神が育つ
練習が楽しくなる
「もっとやりたい」という気持ちが生まれる
実践のポイント:
最初は簡単な目標から
失敗しても大丈夫な雰囲気づくり
小さな進歩もブレず褒める
具体的な例:
ボールを2回続けてリフティングした → 「すごい!」
思い切り蹴れた→「強いキック!」
転んでも立ち上がった → 「頑張ったね!」
友達とパスができた → 「ナイスパス!」
よくある心配と解決のヒント
「他の子より下手かも…」
→ この年代は、個人差が大きいのが当たり前です。 なお、この時期の上手さは将来の伸びを決めるものではありません。
「集中力が続かない」
→4-6歳では、10-15分程度の集中力は普通です。飽きてきたら、別の遊びに切り替えましょう。
「練習についていけない」
→無理に練習する必要はありません。少し簡単な内容から始めて、徐々にステップアップしていきましょう。
まとめ:この時代で本当に必要なこと
ボールと仲良しなこと
走ることを楽しむこと
「できた!」を増やすこと
これら「3つの土台」さえしっかりしていれば、必ず伸びていきます。
逆に言えば、この年代で色々な技術を求めすぎると、実際サッカーが嫌いになってしまうリスクもあります。
おわりに
完璧を求める必要はありません。この3つのポイントを意識しながら、お子様のペースで楽しく続けていけることが一番大切です。
明日からでも、ぜひ意識してみてください。子どもの可能性は無限大です。その芽を、一緒に育んでいきましょう!