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13-14 ドルトムント vs レアルマドリード

13-14シーズンCL準々決勝2ndLegドルトムント対レアルマドリードを見ました.開催地はドルトムントホームのジグナルイドゥナパルクです.UEFA.tvで観たのですが,実況解説が英語なので,何言っているかほとんどわかんなかったですね.

1stLegはレアルホームでレアルが3-0で勝ったようです.というわけでドルトムントは4点差以上で勝たないと勝ち抜けを決めることができないという相当崖っぷちな状況です.6年前のことですが,正直全然覚えてませんでした.

そういえば,この前シーズンの12-13シーズンCLでドルトムントがレアルを粉砕したことははっきり覚えているので,レアルからしたらリベンジマッチだったのでしょう.

では,両チームのスタメンを見ていきましょう.

まずはドルトムント

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GK ヴァイデンフェラー

DFは右からピシュチェク,フリードリヒ,フンメルス,ドゥルム.

3列目はヨイッチとキルヒ

2列目は右からグロスクロイツ,ムヒタリアン,ロイス.

1トップにレヴァンドフスキ.前シーズンのCLレアル戦で4得点を挙げています.

控えGKには現名古屋のランゲラックもいます.

試合前の表記では上記のようでしたが,実際はムヒタリアン右,ロイストップ下,グロスクロイツ左でした.

普段プレミアしか見ないせいか,CLなどでたまにドルトムントを見ると,必ずよく知らない人がいますね.正直,フリードリヒ,ドゥルム,ヨイッチ,キルヒは知らなかったです.まあ,ドルトムントらしいと言えばらしいですけどね.「Shinhi Kagawaって誰やねん」ってドイツ人も絶対言ってましたから.

監督はおなじみユルゲンクロップ.今ではリバプールで極右的な戦い方をしていますが,当時はこんなメンバーでよくヨーロッパをかき乱してました.


続いて,レアルマドリード

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GKはカシージャス

DFは右からカルバハル,ペペ,ラモス,コエントラン.カルバハルはレアル史上最大の過小評価と名高い選手です.ペペとラモスは,レッドカードコレクターとして鎬を削っています.まあ,ラモスが圧倒してるんですが.あと,このころのペペは毛生えてますね.コエントランは個人的に結構好きな選手でした.

中盤アンカーはシャビアロンソ.インテリオールにイジャラメンディとモドリッチ.前線の選手のみの補強により不成功に終わった第一次銀河系に対して,アンカーのシャビアロンソは第二次銀河系における最高にクールな獲得選手だと思います.

3トップは右からディ・マリア,ベンゼマ,ベイル.ロナウドが控えだったので,BBC結成ならず.ディマリアはこのチームではインテリオールを主戦場にしていたはずなので,ほんとに便利屋ですね.パリでもそうですが.

↓ハイネケンに気を使ってテープぐるぐる巻きのジュースを飲むロナウド

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監督は,「いつから第一線で監督やってるのおじさん」で有名なアンチェロッティ.ただ,最近は旬が過ぎた感は否めませんね.今はエヴァートンの監督をしています.


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では,試合をみていきましょう.

試合は全体的に両チームともなかなかパスがうまくつながらず,雑な印象を受けました.

そんな中でも最初にチャンスをつかんだのはレアルマドリード.

16分,なんやかんや右サイドでピシュチェクと一対一を作ることに成功し,コエントランがクロスを上げます.

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バチン!

これがハンド判定となりPKをゲットします.怪しい~

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ロナウドがお休みなので,今回のキッカーはディ・マリア

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ヴァイデンフェラー ナイスセーブ!!

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ディマリア滑ってるくさいですね.


そういえば,PKの時ってキーパーはゴールラインを踏んでないといけないってルールありませんでしたっけ.このヴェイデンフェラー確実に踏んでないです笑.まあ,VARのない当時は判定がゆるゆるですね.

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このPK直後,象徴的なシーンが見られます.ヴァイデンフェラーがはじいた後,コーナーからリスタートされます.そして,コーナーからのボールをクリアした後...

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ドルトムントが一気に攻勢に転じました.写真でも6人はダッシュしてます.ここはレアルが難を逃れるのですが,それにしてもものすごいトランジションでした..

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前半は大差で勝たなければならないドルトムントが圧倒します.

19分,レヴァンドフスキがサイドでひたすら粘って折り返します.

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それを受けたロイスが華麗にペペをいなします.

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ヒラッ

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そして中央のムヒタリアンに折り返して,ムヒタリアンはそのままシュート!

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しかしここは惜しくも枠から外れてしまいます.


24分,フリードリヒから前線にロングボールが出ます.

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しかし,そのボールはフリーのペペへ.ペペはヘディングで後ろに下げる選択をしますが,ロイスには読まれてました.

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バックパスのボールをかっさらったロイスは飛び出してきたGKカシージャスをかわし,

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ヒラッ

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難なくゴール!

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ラモスも惜しいとこまで詰めてるんですけどね.


36分,レアル中盤イジャラメンディのパスミスをかっさらってロイスが独走します.

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相手を引き付けて左でフリーのレヴァンドフスキへ.

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そのままシュート!

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これはポストに阻まれてしまいます.

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しかし,跳ね返りは奇しくもロイスのもとへ.ダイレクトでぶち込んで2点差とします.

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前半はドルトムントが決定機を何度も作り出し,レアルを圧倒して2-0で折り返します.アグリゲートスコアであと一点で追いつくところまできました.

ベイルとかはもう少し破壊的に強いイメージがあったのですが,特に何もできていませんでした.本職は左サイドのようですが,個人的には右サイドの時の方が脅威に感じます.


後半開始から,レアルはイジャラメンディに代えてイスコを投入します.イジャラメンディがやや微妙だったこともありますが,どうやらアウェーゴールを取りに来たようです.

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フォーメーションは,アンカーシャビアロンソ,左インテリオールにディマリア,右インテリオールにモドリッチ.ベイルを右ウイングに左にイスコを配置しました.ただしイスコは攻撃時は非常に自由な動きをしていました.また,守備時は結構ちゃんと左サイドで守備をしていたので,ムヒタリアンのサイドをケアする狙いもあったと思います.

一方,右に回ったベイルは全然守備をしなくなりますが,攻撃で躍動します.

49分,バイタルでボールを受けて前を向き,

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そのままシュート!!

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超強烈なシュートでしたが,ここはヴァイデンフェラーに阻まれてしまいます.


59分,中盤でドフリーのモドリッチから激ウマパス

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ドルト守備陣はサイドに追い込むことに成功しますが,

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蹂躙されてしまいます.

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あまり角度がないですが,ここからシュート!

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しかし,ここは惜しくも外れてしまいました.

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やっぱりベイルは右サイドでのこういうプレーの方が似合うなぁとおもいました.


この後は攻めなければならないドルトムントが攻勢に出ます.

65分,ドルトムントが高い位置でボールを奪ってカウンター発動.ロイスから,裏に抜けるムヒタリアンへ絶妙なパス

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完ぺきに抜け出し,GKもブチ抜きます.

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しかし,身体が流れていたせいもあり.シュートはポストに直撃してゴールとはなりませんでした.

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68分,レヴァンドフスキからハーフスペースのロイスへパス.(シャビアロンソもさすがにコース切ってるんですけどね...)
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そしてレヴァンドフスキへリターン

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つぶれながらも後方のムヒタリアンへパス

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そのままシュート!

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しかし,ここもゴールとはなりませんでした.


圧倒され始めたレアルですが,ここで交代カードを切ります.

73分,ディ・マリアに代えて対人守備ガチ勢のカゼミロを投入.逃げ切りを図る布陣といえます.

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82分,ドルトムントも"後々のエース"オーバメヤンを投入して最後のあがきを見せます.

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しかし,試合はこのまま終了

試合はドルトムントの2-0での勝利に終わりましたが,アグリゲートスコア3-2でレアルマドリードが準決勝進出を決めました.

ドルトムントは敗退が決まったものの,やはりレアルと戦える強さであることを証明する戦いとなりました.


ーさいごにー

正直この試合をみて,レアルが1stLegでどうやってドルトムントに3-0で勝ったのか意味が分かりませんでしたね.ロナウドがいるかいないかでそこまで変わるものですかね.

レアルはこのあと,バイエルンミュンヘン,アトレティコマドリードを倒してCL優勝します.調べてみたらこのシーズン,ロナウドは17ゴールでCL得点王に輝いており,これは史上最多らしいです.そして今も破られていません(一番迫ったのでも15-16シーズンのロナウド自身).そりゃ,ロナウドの有無で大きく変わりますよね.守備の仕方とかも変わると思いますし.

ドルトムントは相変わらずこんなメンバーでも非常にいいサッカーでレアルを圧倒していたのはさすがとしか言えませんね.この後,レヴァンドやフンメルスやムヒタリアンなどの中心選手は金満クラブに引き抜かれてしまうわけですが,今でも求心力を失わずに超強いままです.

この試合に限って言えば,もう少しメンバーがそろっていればなーと思いました.ギュンドアンやベンダーとかいたと思うんですけど.あとは,不器用で猪突猛進タイプのグロスクロイツがサンチョだったらなーとか思いました.まあ,近年ではなかなか元気な姿が見られないロイスが健在だったので,その辺は帳消しでしょうかね.



ジグナルイドゥナパルクいつか行ってみたいなぁ






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