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レヴァークーゼンのフットボール

今ブンデスリーガで首位を走る注目のレヴァークーゼンについて書いてみる。
基本フォーメーションはGK Hradecky DF Kossounou Tah Tapsoba
MF Frinmpong Palacious Xhaka Grimardo FW Wirtz Hofmann Bonifaceの343。

Hradecky
Kossounou Tah Tapsoba
Frinmpong Palacious Xhaka Grimardo 
Hofmann   Boniface Wirtz

攻撃時は325のような形になりビルドアップしていく。そんなレヴァークーゼンの強さはなんなのか。書いていこうと思う。

誘引ビルド

レヴァークーゼンはブライトンのような細かい距離感で繋ぎつつ、相手が出てきたところをライン間に差し込みスピードアップするような誘引→速攻の形をとっている。ブライトンと違うのは2-2ではなく3-2ビルドの形をとっているところだ。相手が仮に442で守っていると仮定する。

3-2で相手を引き出してライン間を使う

相手のFWの背中に位置している2枚のセントラルハーフ(CH)を使い相手のCHを引き出してライン間の味方に届ける。だがこれはほんの一例に過ぎない。レヴァークーゼンが本当に緻密だなと思うのは前向きの選手の作り方とプレスのかからない受け方の連続にある。いくつか例を見ていく。

CHの関係で前向きを作る
シャドーの選手に深く当てて3人目
右のCBからCH経由してシャドーにフリーマン
右CBに出てきたSHに対してCHが並行サポートからのワイドに届ける

これらのプレーは距離間が近くミスをするリスクも少ないし、相手の出方によって位置を微調整し続け、斜めの角度をつけることで容易に前を向くことを可能にしている。縦に深く入ったらレイオフで3人目の前向きを作ることで無理なターンをせずに前進することを可能にしている。
そこからライン間に入った瞬間に相手を崩すフェーズに入る。

攻撃は広く深くが鉄則になるが、局所的に狭くして一度そこから広げて最後はゴールエリアに収縮していくようなパターンが一番相手の組織を壊せるように思える。また、レヴァークーゼンは失ってからの即時奪回を基本線としており、トランジションもとても早い。だからこそ、短い距離でボールを保持して回復期を設けつつ、相手が出てきたところを伺い失っても距離が近い分即時奪回ができることを可能にしている。

これからのレヴァークーゼンにも期待したい。



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