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大学サッカー部のマネージャーになる

高校を卒業する際、母親から許可された通り、現役の時は当時サッカーの強豪校だった大学を受験した。
まずは、秋に一般推薦で東海大学を受験するも・・・不合格。
年が明けて、国士舘大学、順天堂大学、日本体育大学、国際武道大学を受験し、センター試験を受けて、国立系ということで筑波大学はダメだったので、鹿屋体育大学を受験しました。その結果、順天堂大学で補欠合格となったが、他の大学は見事に不合格!笑
しかも、順天堂大学の繰り上げ合格の連絡が来たのが3月25日で3日以内に入学金と寮費、初年度の半期授業料を振り込めますか?と言われ、大至急で手付きをして、合格発表の1週間後に入寮!(順天堂大学は1年次、全寮制)という滑り込みで合格をした奇跡の大学受験でした。ちなみに、中学受験も一校のみ、補欠合格で入学したという奇跡の人生を送ってきました。
(ちなみに就職も、就職も大学の教授に紹介して貰った会社で一度は不合格となりましたが、大学の教授が人事部長に電話を掛けて、内定を頂いたという何とも出来損ないの人生を送っています)

入学して直ぐに部長から、呼び出される

大学での入学式を終えると、寮の部屋長(2年生)の方から「サッカー部の部長(教授)がわっき~くんを研究室に連れて来て欲しいって言われた」と告げられる。
順天堂大学のサッカー部の部長がなんで俺のことを知ってるの?
東京都の高体連の先生の中ではそこそこ、名前は広がっていたが、さすがに大学のサッカー部の部長のK先生が俺のことを知っているはずがないでしょ?と思いながら、部屋長に連れられてK先生の研究室へ行った。

「お~、わっき~くん!合格おめでとう!サッカー部のマネージャーをしてくれるんだって?有難う。」コワモテの教授が目元を緩ませながら、そう言って、握手をしてくれた。

(なんで?俺、先生のことなんて知らないですけど・・・怖っ)

「いや~、君の高校のサッカー部の顧問のA先生とは近所でね~。飲み友達なんですよ~。」

げっ?!マジか?!
高校の顧問の先生、そんな大学の先生とも繋がってんのかよ?!
それを聞いた瞬間、正直、人生詰んだ気分でした・・・笑

わっき~くんが大学受験をする時に、A先生から「K先生!今度、うちの高校から凄いマネージャーが先生の大学を受験するので、是非宜しくお願いします!」っていう話を聞いていたんですよ~。それで、補欠合格が決まったあと、A先生のところへ報告したでしょ?(確かに、報告の電話したわ!笑)

A先生からすぐに私のところに電話が掛かってきて、「K先生、補欠で滑り込み合格したそうで、行くそうです!宜しくお願いします!」って、凄く嬉しそうな声だったから、A先生がそこまで言う学生ってどんな学生なんだろう?と思って、今日は来てもらったんですよ。と言われた、あの日のことは30年経った今でも忘れることがありません。

高校のA先生が、こんな大学の部長先生にまで話をしてくれていたなんて、という嬉しい気持ちと、K先生とA先生が呑み仲間って、俺、大学のサッカー部のマネージャーで悪いことできないじゃない?!っていうプレッシャー

もちろん、Jリーグへ就職するために大学を選び、そこで4年間しっかりとした経験を積み、そしてJリーグのチームのスタッフとして採用されることを目標に大学4年間、死ぬ気でマネージャーで頑張るつもりだったことは間違いないけど、サッカー部の部長が、高校のA先生と近すぎて、ビビった…笑

そうして、30分ほどお話をさせて頂き、翌日の練習からグランドの傍らで見学することになった。
(一般受験で合格した1年生の仮入部は、2週間後からだった)

当時Aチームの練習では、高校サッカー選手権に出場していた選手だったり、サッカー雑誌で観たことのある選手ばかりでしたから、サッカー大好き過ぎてマネージャーをしていた私は大興奮でした。日本のアンダー世代の代表選手はもちろん、高校サッカーで活躍した選手から選ばれる高校選抜の選手。そして、Aチーム、Bチームには、各都道府県の国体選抜選手がほとんどという状態で、仮入部前にほぼ全員を知っていました。笑

仮入部の前に練習を見学していたある日、僕のところにK先生が来て「熱心だね!」と声を掛けて頂きました。そして、K先生が、練習中にも拘らず、ある4年生の先輩を呼び、私のことを紹介してくれました。
「え~、A先生のところ(高校)なの?!マジ?じゃあ、今日、飯に行こうよ!」と言ってくれたのは、当時4年生だった帝京高校出身の日比威さん。
日比威さん(現・順天堂大学監督)は帝京高校で高校サッカー選手権大会で四日市中央工業と両校優勝を果たした時のキャプテンでした。
そして、その大会の高校選抜チームでヨーロッパ遠征に行った時にA先生が選抜チームの主務として帯同されていたこともあって、日比さんも大変お世話になったということらしく、すぐに声を掛けて頂いて、4年生3人の先輩と一緒に夕飯を食べに連れて行っていただきました。
そして、日比さんは当時大学のサッカー部の副キャプテンだったこともあり、監督とコーチ、主務に人にも話をしてくれて、翌日の練習から雑用係として、練習のお手伝いを早速させて貰えることになりました。

こうして、私の大学でのマネージャーは順風満帆にスタートを切った!

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