サッカー部のマネージャーとして③

今考えると、ぞっとする自己アピール

高校3年生のトレセン大会のあと、東京都選抜の選考会にマネージャーとして、見学に行きました。笑
当時、自分高校から選手が選ばれていたわけではなかったんですが、同じ地区にあった三菱養和クラブの選手が数名選ばれていたのを観に行ったのと、別の地区で俺のことをかってくれていた先生が呼んでくれたこともあって、監督に話をしてくれて、その先生の学校のマネージャー(女子)と俺を連れて練習会を見学に行きました。(今考えると、何だったんだろう??って思いますが、、、)

そこで、同じ地区にある都立高校の先生が2種(高校生年代)の委員長をされていたので、「お~、わっき~くん!どうした?」と声を掛けられて、いろんな高校の選手を見に来ました!みたいに答えたのを覚えています。

その2種委員長の先生からもマネージャーとして評価をして頂いていることは知っていたので、後日自分の高校の先生に何の相談もなく、2種委員長の先生にこんな内容の手紙を書いてました。

「自分は、マネージャーでプロになりたいです。そして、東京都選抜を国体優勝に導きたい!そのお手伝いをさせて欲しいです!つまり、東京都選抜の国体予選、国体本大会にマネージャーとしてついて行かせてください!」

今、思うと、ぞっとします。
自分の顧問の先生に相談もなく、
東京都2種委員長の先生宛に、直接手紙で
前例のない、国体選抜のマネージャーをやらせてほしい!

普通は、こんな手紙を顧問に相談もなく、2種委員長に直接手紙でお願いをする!なんてことをしたら、間違いなく、顧問の先生にぶっ飛ばされますよね?今思えば、度胸があったなぁ~。って思います。笑

当然、そんな無茶苦茶なお願い事が叶うわけはありません。笑

私の無茶苦茶なお願いごとの手紙を読んだ2種委員長の先生が凄かった。

普通は、私の顧問の先生のところへ「先生、おたくのマネージャーのわっき~くんがこんな手紙をよこしましたよ!どういうことですか?どんな指導されてるんですか?!」と、クレームの連絡がいきますよね?

でも、2種委員長の先生は、私の高校の顧問には内緒で、私の自宅宛てに直接お手紙を返送してくれました。

「君が素晴らしいマネージャーだということは知っている。東京都選抜チームのために頑張りたいという気持ちも嬉しい。でも、国体チームは選手16名、先生方のスタッフ4名ということがルールとして決まっている。遠征費やその他費用の予算も毎年定額で決まっている。もし、わっき~くんを国体チームに帯同させるということになれば、選手の枠を1人減らして、君を連れて行かないといけなくなる。それがルールなので、今回の申し出を受けることは出来ない。本当に申し訳ない。」

そのお手紙の返送を私が読むであろう日に、2種委員長の先生からうちの高校の監督に電話を掛けて説明をしてくれたそうです。(後日談で知りました)
私の高校の監督も、私が3年生で選手権予選に負けるまで、このことについて一切話をしてこなかったんです。選手権の地区予選で敗退し、その翌週の月曜日に顧問に呼び出されて、「国体に連れていけって、2種委員長の先生に言ったんだって?」と言われました。5月ごろの話なので内緒にしていたから、めっちゃ怒られる!って想ったら、「おまえ、スゴイな!そんな発想、俺には無かったわ。でも、それを自分一人で2種委員長の先生に手紙を書いたんだろ?面白いことするな~、前代未聞だわ!」と、豪快に笑われました。周りにいた陸上部やラグビー部の顧問の先生にも「普通はそんなこと、思いつかない!笑。しかも、顧問の先生に言ってから2種委員長に手紙を書くだろ?!なんで、直接送った。ええ度胸してるわ」と弄られました。

中学校からの2期生で、中学から高校の運動部の部活に入部した初めての学年だったこともあって、高校の部活の顧問の先生方にしてみれば、面白い奴もいるんだな?!って思ったそうです。笑
(陸上部の顧問の先生に、勉強できる奴って、そういう変わったことをする奴がいるんだなって思ったって卒業式の時に言われました。笑)

当時、男子学生でマネージャーをやっている奴が非常に少なかったこと。
高校2年の夏からマネージャーに専念して、監督からも可愛がられていたこともあって、相当な自信があったんでしょうね。勘違いしてました。笑

でも、こういう勘違いって大事だと思います。
この経験がのちの自信には繋がっていますが、勘違いをしないように気をつけよう!という意識の方が強くなっちゃたかもな。って想うこともある。

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