就活に励み始めた大学3年生の娘
こんばんは。今日はnoteの更新をどうしようかな?と思っていました。
ふと、リビングを見ると、普段はソファにトドのように寝そべりながら、スマホをいじっている娘が珍しくテーブルで、PCを見ながら、熱心にメモをとっている。どうやら、企業説明のWEB動画を見ているようです…。
大学3年生ですから、当然と言えば、当然なのかもしれませんね。笑
これまで、スーツを着て週末に出かけていくのを数回は確認しているが、普段から就職活動らしきことをしている様子は見られない娘。
土日は、ほぼアルバイトしかしていない。アルバイトをしていない時には、ずっとソファでスマホをいじっていて、彼氏がいる様子も見受けられない。
たまにオシャレして出掛ける時は、だいたい中学から仲の良かったお友達と出掛けるか、大学のお友達と出掛けているらしい。(嫁からの情報ですが)
普段、娘から話しかけて来る時はお金が欲しい時か車で送迎をして欲しい時だけですが、「ねぇ~、○○(山手線内)って遠いよね?」
と突然、私に聞いて来た。(どうした?明日出掛けるのか?)「なんで?」と聞き返すと、「行きたい会社があるんだよね」と言い出した。
【お~、これは完全に就職活動をはじめてるやん!!笑】
「別に通えなくないと思うよ。」と答えた。
(お父さん、もっと遠いところに通ってるし)
「履歴書の証明写真ってさぁ、普通の証明写真の機械で撮って平気かな?」と、聞いて来た。「まぁ~、機械でもいいけど、ちゃんとしたところで撮れば?」というと「めんどくせぇ~な~。」だって…。
父の仕事をほぼ誰も知らない我が家
私の投稿を過去にお読みいただいた方は「あれ?わっき~さん、採用担当のお仕事されているのに・・・」と思われると思います。
でも、我が家の中で、父である私の勤め先とどんな仕事をしているか?を知っているのは、たぶん長男だけです・・・笑。
きっと、娘はやりたい仕事があって、それとはまったく関係のない業界で採用担当をしているので、就職活動を始めた娘ですら、私が採用担当の仕事をしているって知らないと思います。
「えっ?そこで、娘さんに(自分が採用担当していることを)教えてあげないんですか?」
っていうご意見もあろうかと思いますが、特に伝えません・・・。
結婚当初から嫁さんに「仕事を家に持ち込まないで!」と言われていたので、仕事のことを家で話すことはまずありません。仕事で嫌なことがあっても、それを家に帰ってきてから、家族に当たり散らそうようなこともダメだし、仕事がどんなにツラかったとしても、嫁や家族の前で「絶対に、ため息をついてはいけない」というルールがありました。
これは子供たちが生まれる前からの我が家のルールです。なので、私が普段、どこでどんな仕事をしているか?ということを家族に伝える機会もないので、きっと長男以外はほぼ知らないと思います・・・。
就職活動に励んでいる娘さんにアドバイスとかしないんですか?
noteで就職活動に悩んでいる方の投稿にコメントしたり、投稿を引用して、自分でも投稿をしているのに、就職活動に励んでいる自分の娘には何もアドバイスをしないんですか?と言われそうですが、娘から聞いてこない限りはアドバイスをしません。別に意地悪をしているわけでも何でもありません。
それは小さい時からの我が家の教育方針です。
特に一番最初に生まれた娘は、子育てが手探りの状態でした。それ故に、嫁と2人で相談をして小さい時から、親が手を差し伸べないで、自分でも何でもできる子に育てよう。という方針で子育てをしてきました。
2歳、3歳ぐらいの時には、大型スーパーやショッピングモールへ行くと、買い物ついでに「子供の広場」みたいなところで遊ばせますよね?
そこには大きなブロックだったり、ボールだったり、自由に遊べるおもちゃがたくさんおいてあって、自由に遊べますよね?
娘が、他の子が遊んでいる「あのおもちゃで遊びたい!」と言ってきたら、大抵の親御さんは、親御さんがその子に「ちょっと貸してくれる?」って言って、その子からおもちゃを取り上げて、自分の子供に遊ばせるようにしたりします。我が家は、娘に「自分で遊びたいんだったら、あの子にそれ貸して!って言ってごらん」と言ってました。娘が「言えない」っていうと「じゃあ、仕方ないね。自分で遊びたいんだったら、自分で言わないと遊べないよ」というふうに言って聞かせました。これは長男も次男も一緒です。長男や次男の時には、娘がお姉ちゃんを発揮して、弟たちのためにおもちゃを他の子から借りてくるっていうこともしたこともありますが、それも「弟があれで遊びたいっていうなら、弟に自分で言っておいで!って言っていいからね」と言ったこともあります。小さい時から、自分の意志を持って行動させるようにしてきました。
高校受験の時も進路先は全員自分で決めてます
小学校、中学校までは3人とも地元の公立へ通っています。
ただ、長男だけは、小学6年生の夏ごろに「私立中学校ってどうなの?」って言ってきたので、そこは「もう(中学受験のための)勉強を今から始めても、手遅れです!」と、現実を教えてあげました。笑
中学3年生の三者面談で、子供たちの口から志望校を初めて聞く
普通の家庭であれば、本人を交えて高校受験に向けて、どこの高校が良いのか?というのを親子で話し合って、私立だと学費が、とか。定期代が掛からない高校へ、、、。みたいなことと、学校の成績などを見ながら、どこの高校が良いかな?っていうのを家庭内で話し合いをして、担任の先生に「個々の高校はどうでしょう?」っていうのを確認するのが三者面談ですよね。
我が家は、子供3人とも、中学校の面談で親が初めて志望校を聞くというパターンでした。3人の担任全員に驚かれました・・・当然ですよね。笑
その返しは「今はスマホやパソコンで色々調べられる時代ですから、子供たちが自分の学力とやりたい事とか、行きたい高校を自分で選べばいいって、自分たちで決めさせてます。本人が行きたい!って思うんだったら、受験勉強も頑張ると思うので、別にいう事はありません。」と、答えてきました。
もちろん、3人とも私立高校へ行きたい!と言われたら、どうしよう…。っていう気持ちはありました。でも、そういう気持ちを子供たちに悟られたらいけない!と思い、一切そういうことは言わず、自分たちで進路は決めさせましたし、高校に入ってやりたい事も自分たちの意志で決めて良い。と言っていました。それで、3人とも第一志望の公立高校へ全員合格しています。ですから、娘もそうですし、今年3月に高校を卒業した長男も、高校卒業後の大学(長男は専門学校)も自分で決めたところを受験し、合格しています。
もちろん、進路のこと、勉強のこと、部活のこととかで子供たちから相談をされたら、ちゃんと悩みは聞くし、親としてのアドバイスはしています。
ただ、子供たちから「お父さんはどうして欲しいの?」と聞かれない限り、こちらの希望は一切言いません。
もし、親の希望を伝えて、親の期待に応えようとしたけど、失敗した!とか親が行け!っていうから行ってみたけど、合わなかった!ってなった時に、絶対に親のせいにしてしまうからです。
子供たちには中学校を卒業したタイミングで必ず話をしています。
「義務教育が終わった。親として、あれこれ言うのは中学校までです。」
「もう15歳、高校生です。物事の分別ぐらいつくように育ててきた。」
「だから、もう大人として、自分の人生を自分の意志で生きていきなさい」
冷たくするわけではありませんが、親として子離れ、子供がしっかりと親離れをして、自分の意志と実力で生きていくように育ててきたつもりです。
私が就職活動に励んでいる学生さんに伝えているようなことは、娘のこれまでの人生の中で、親として背中で見せてきたので、きっと分かっている。と思っています。
もちろん、明らかに怪しい業界、怪しい会社だったら、さすがに私も娘に「そこはやめておけ!」というかもしれませんが、そもそもそういう会社を選ばないと思っていますから、特に心配はしてません。
採用担当の父親を持つ大学3年生の娘だとは思えないくらいの、呑気な就活をしているようにしか見えませんが、娘が自分で良いなと思った会社で内定がもらえたらいいね!ぐらいの気持ちで応援していこうと思います。