大学3年生の娘の就職活動を聞いた
一昨日、熱心に調べ物をしていた娘でしたが、あの時以外はいつもと変わらず、スマホをいじっている娘に興味本位で就職活動について聞いてみた。
とりあえず、行きたい会社を一社ずつ、受けてみるよ
「就職活動は、どうなの?」と尋ねると
「行きたい会社をとりあえず見つけた」という娘
「似たような会社を何社かエントリーとかするの?」と聞くと
「いや。別にそんないくつも受けるとわからなくなるから、
いいな。と思った会社を一社ずつ受けてみるつもり」
「へぇ~、そんな悠長なこと言ってて大丈夫?」
と、ちょっと意地悪な質問をしてみた。
「何がしたい!っていうのも分からないし、友達は
なんか行きたい業界があるとか、これがしたい!って
何社もエントリーしている子もいるけど、面倒だし、
そんないくつも会社受けても行ける会社1社だから」
初めて娘と就職活動について話をしたが、
何となく私と考え方は似ている。と思った。
大学受験のようにこの期間に受けないよ!というわけでもないから、あまり多くの企業のことを一度に調べても、よく分からなくなるから、一つ一つやっていけば、何とかなるんじゃないか?というのが娘の考え方のようだ。
そのやり方が正解かどうか?は分からない。
自分がそれでいい!というなら、それが正しいのだと思う。
娘なりに考えたやり方だから、別に親の私があれこれ口出しをするつもりはない。高校受験の時もそう。大学受験の時もそうだったが、学校の成績を見て、親として何かケチをつけるようなことは言わなかった。ただ、自分で将来を考えて、今の順位で、今の点数で大丈夫か?その先を考えて、勉強法を考えなさい。ということは伝えてきた。
その中で、本人が「塾に行きたい。」「予備校に行かせてほしい」と言えば、それは親としてしっかりとサポートしてあげてきた。就職活動も基本的には同じスタンスで考えている。
私が採用担当をしているということも別に私から教えるつもりはないし、親を頼って就職活動をするつもりもないのだから、それは本人のやり方でやりたいようにやればいい。ちゃんと自分でどうにか生計を立てていく方法を考えていけばいいと思う。
周りに流されない人間であること
これからの社会で生き抜くための強さを身につけることは非常に大切なことだと思う。でも、それは誰かに教わって身につくものではない。それはどういうことか?と言えば、正解がないことだから、ノウハウがあるわけでもない。それが人生というモノだから。
大切なことは自分を信じること。そして、信じた自分の考えで行動できること。挑戦して、失敗しても、次にちゃんと立ち上がれる強い気持ちを持っていることだと思っている。それは小学校時代から、自分でやりたいと思ってやったことは最後までやり通せ!ということを約束してきたから、大丈夫だと思っている。
どんなことにも逃げずに前向きに挑戦していける子に育っていると思っている。家の中では、3人とももう少し家の事を手伝ってくれてもいいのにな。と思うことは多々あるが、外での評判はめちゃめちゃいい生徒と言われているし、友達の親御さんからも褒められることが多いので、親のいないところではちゃんと出来ているんだったら、家に居る時ぐらいはまあ、親に甘えさせても良いか?と思っているが、それは親としての役目だから仕方ない。
何を持って、就職活動の成功か?
私が最後にもうひとつ意地悪なことを聞いてみた。
「何を持って、就職活動が成功したって思う?」と聞いてみた。
「何が成功か?そんなの働いてみないと分からん。
就職活動で成功したか失敗だったかは、
働き始めたあとに分かるんじゃない?」だって。笑。分かってるやん!
そんな意地悪な質問をしたもんだから、娘が最後に言ってきた!
「じゃあ、パパはママと結婚した時に成功した!って思った?」
「もちろん!でも、この人で良かったんかな?
って想ったことは何度もあったよ」って言ったら、
「ほら!それと一緒じゃない?成功か失敗かは数年後に分かることでしょ」