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嫁さんとの馴れ初め②

年末休暇の12月30日に突然の電話

当時のアウトソーシングセンターでは、スタッフさん全員は何かあった時のために、社員2人の携帯電話の番号を登録してありました。12月30日の夕方に、今の嫁さんから突然の電話がかかってきた。

👸(嫁)「もしもし、わっき~?」
👨(私)(30日の夕方に電話してきて、軽いなぁ~)
     「あっ、もしもし。どうしました?」
👸「ねぇ~、今何してるの?」
👨「えっ?家でテレビ見てました。どうかしました?」
 (突然の電話で、休暇中に何?でも、元気ないな~)
👸「わっき~は、何してるのかな?って思って電話してみた」
👨「えっ?○○さんは、何してたんですか?」
👸「え~、寝てた。」
👨(なにそれ?!寝起きで電話?)
  「体調悪いんですか??」
👸「えっ?うん。熱を測ったら、39℃あった」
👨「ヤバいじゃないですか?!えっ?食事とか大丈夫ですか??」
 (弟さんと一緒に住んでるって言ってたけど、弟さんいない?)
👸「朝食べてから、何も食べてない。けど、弟が何か買ってくるらしい」
👨(弟さん、いるんじゃん!なんで、俺に電話してきた?)
  「弟さんは、いつ帰ってくるんですか?」
👸「仕事に行ってて。夜中には帰ってくるらしい」
👨「お大事にしてくださいね」

39℃の高熱で倒れているってヤバくないか?と思ったが、一人暮らしではないし、夜中に弟さんも帰ってくるっていうから大丈夫か。と思った。
当時はスマホではなく、いわゆるガラケーです。
当然SNSもなく、メールしかないので、メールアドレスは知らないから連絡のしようがない。なので、そのあと30日はそのまま、何もなく終わった…。

大晦日の夜に再び、電話がかかってきた!

大晦日の夜、紅白歌合戦を観ていて、夜の20時?21時頃だったかな??再び、嫁から携帯電話に着信があった。
👨「体調は戻りましたか?」
👸「まだ、熱下がらないの」
👨「えっ?ずっとですか??」
👸「昼間は体調良かったけど、また熱が上がった」
👨「ちゃんと食べました?」
👸「弟が買ってきたおにぎり1個だけ」
👨「昨日からそれだけですか?」
👸「うん」
👨「今日、弟さんは?」
👸「今日は仕事で帰らない。」
👨「えっ?食べ物とかポカリスエットとか薬とかってあります?」
👸「何もない・・・」
👨「はぁ??え、ヤバくないですか?何か持って行きますか?」
👸「えっ?家知らないじゃん!別にいいよ」
👨「いや、やばいでしょ?!」
👸「大晦日だから、悪いよ」

という話で、電話を切った。そこから、マップル(大きな地図)をもって急いで会社へ出かけた。会社にあるスタッフの履歴書のファイルから、嫁さんの住所をメモして、マップルで位置を確認する。
(当時は、まだインターネットを見る環境がPCしかなかったこともあり、大きな地図を見て、家を探すというローカルな作業でした。)
【40代以上の人しか分からないだろうな~。】
【マップル笑】

そして、夜中の11時ごろに嫁さんの家のローソンで「おかゆ」「ポカリスエット」「栄養ドリンク」などを買い込み、とりあえず嫁さんのアパートの下に到着する。ド派手なピンクのアパートだったので、すぐにわかりました。

アパートの下から嫁さんの携帯に電話をかける。
とりあえず、家まで持って行くといろいろと問題があるので、下まで取りにて欲しいと思い、電話をかける。
👨「今、アパートの下に居ます」
👸「はっ?うそでしょ。」
👨「いえ、いますよ。ピンクのアパートですよね?!」
👸「え~~~!!!!!!(この時点で、合ってるやん)違うよ」
👨「食べ物とか適当に見繕って買ってきたので、取りに来てください」
👸「え~、帰って!!無理無理、帰って!!!」
👨「何も食べてないんですよね?!持って行きますよ」
👸「え~、違うし。帰ってよ!」
👨「分かりました。ドアノブにかけておきますから、取って下さいね」
👸「知らない、知らない。」

という電話をして、実際にはドアの前に食料などを置いてから帰りました。

東京と千葉の境目あたりに住んでいた嫁さんのアパートから千葉の自宅へ帰る途中、ちょうど、国道357号線に入って、東京ディズニーランドを目の前に走り始めた瞬間に、東京ディズニーランドのHAPPY NEW YEARの花火が目の前に上がりました。

大晦日から新年にかけての深夜に俺、何やってんだよ~。

って思いながら、自宅に帰りました。もちろん、ガラケーでしたから、その後にLINEとかでスタンプなどのやり取りなどできません。
本当はどうなったか?を確認しないまま、こちらから電話を掛ける勇気もなく、新年度の初出勤まで、嫁さんからの電話もなく、モヤモヤしましたが、連絡がないということは元気なんだろうな。って思っていました。

もちろん、新年度の初出勤では嫁さんは何事もなかったのように元気に出社してきたので、きっと俺の差し入れを食べたんだろうな。と思った・・・。

結局、嫁さんと2人っきりになるチャンスもなく、あの時のことを確認することなく、2月になった。(続く)

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