嫁さんとの馴れ初め⑩~婚姻届け~

結婚式の後、婚姻届を提出へ

結婚式の日は土曜日で、休日窓口へ提出する予定だったので、事前に記載内容の確認をして、あとは提出するだけ。という状態だったので、結婚式を朝一番で行って、夕方、区役所へ嫁と二人で提出に行きました。

休日窓口の係の人が婚姻届の記載内容を確認している時に、突然嫁が係の人に「あの~、すみません。」と声をかけた。

区役所の係の人が
「どうしましたか?」と尋ねると
「離婚届、ください!」と嫁が答える
区役所の係の人が驚いて、
「えっ?これから婚姻届を出されるんですよね?」

「はい!でも、離婚届ください!」と
笑顔で嫁が答えます。

区役所の係の人は私の顔を見てきたので、私も困った顔をしながら
「お願いします」と頭を下げて、係の人が離婚届を持ってきました💦

満面の笑みで「ありがとうございま~す!」と受け取る嫁…

あまりに突然のことで、その場で真意を聞くこともできず、婚姻届を受理してもらった後、証明書をもらって、そのままホテルへ帰りました。

ホテルの部屋に戻ってから、「なんで離婚届をもらったの?」って聞いたら、「お互いに覚悟を決めて結婚するわけだし、お互いにもう駄目だな!って思ったら、すぐに離婚できるようにしておこうかな?って思ったの!」といった嫁が、さっそく離婚届を書き始め、私も記入することに…。

そして、翌日から新婚旅行は「モルディブ」へ

個人的に新婚旅行はフランスへ行きたかった。嫁さんもヨーロッパを希望していた。結婚式の準備と並行して、新婚旅行も計画していましたが、3月といえば、卒業旅行シーズンということもあり、旅行代理店でツアーを頼むと、結構高いし、ツアーの中に大学生がたくさんいるので、ハネムーンには向いていないということを言われて、結構そこは揉めました。旅行代理店の言いなりになっている感じの私が、嫁さんは許せなかったみたいです。笑

ただ、色々と調べてみると、モルディブは水上コテージで10日間過ごすので、三食がついた値段。ヨーロッパは同じ値段ですが、食事は朝と夜のみ。しかも、観光ツアーに自由行動は全部自費。というのを除いて、金額がほぼ同じということもあって、嫁さんにブチブチ言われていましたが、嫁さんを連れて行かずに一人で旅行代理店に行って、勝手に予約してきました。笑

モルディブでは、島一つがホテルになっていて、水上コテージで宿泊しながら、女性向けのアロママッサージや、ヨガなどもあったりして、結果的に嫁さんは大喜びでした。当時は直行便の飛行機があって、ちょうど10日間丸々過ごして遊べたのは良かったです。ただ、お土産を買いに本土へ行った時は相当ぼったくられた気がしますが・・・。そんなもんですよね・・・💦

そして、帰国後は、私の父親が異動願いを出していたのが採用されて、4月に実家のある神戸に戻ることになっていましたので、今の家をそのまま私たちが住むことになっていたので、嫁さんの引っ越しでした。両親と2週間ばかりの同居です。結構、嫁さんとしては新婚で2週間とはいえ、同居は辛かったと思います。嫁さんの愚痴を寝室で毎日聞きました。お袋には2日に一度くらい、色々と小言を言われながら、なんとかうまくやりくりして、両親が神戸に引っ越したあと、改めて新婚生活がスタートしました。
そこから、二人で暮らすということの大変さを味わうことが続きます。

ちなみに婚姻届を出した時に貰った離婚届ですが、親父とお袋が神戸の実家に戻ったあとから、1年半ほど冷蔵庫にマグネットで張ってありました、笑
完全に踏み絵みたいなものでした…。

これが、私と嫁の馴れ初めです。

ここまで読んで頂いた皆さん、ありがとうございます。
この投稿を始めて読まれた方は、是非マガジンにしてしてありますので、①から続けて読んで頂ければ幸いです。

さて、これからはタイトルシリーズを変更して投稿していこうと思いますので、続編もお楽しみいただければ幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!