O-40の3バックシステム
O-40の目指す3バックシステム概要
我々O-40の現状
ある程度プレイができる自負はあるのだが、
我々O-40の多くが抱える大きな問題として脚力がある。
脚力にも走力とキック力がある。
O-40の我々でもそこそこ走れる人はいるが、
ほとんどの人はキック力がない。
顔を上げて、キープをしたのはいいが、
隣や、前の選手を一つ飛ばした遠くの味方へのパスは
キック力がない為、届かなかったり、
スピードが弱くてインターセプトをされてしまうことがほとんど。
また、そこそこ走れてドリブルで運べたりもするが、その後が情けない。
ゴール前まで運べたのはいいが、シュートはおろか、ラストパスさえも
ろくにできない程の脚力なのが我々O-40の現状。
3バックシステムを採用する理由
我々にはキック力がない
ロングパスとロングドリブルができない
故に、ショートパスを主体としたゲーム運びが必要
ショートパスには味方と近い距離を保つことが必要
近い距離を保つには、サイドよりもセンターの人数を増やしたい
上記の理由により、
4-2-3-1のようにサイドにDFとMFの2枚を配置するよりも
3-4-2-1のように3CBにすることによりサイドをMFの1枚にし、
センターの人数を増やし味方との距離を近くする為。
基本となるポジショニング(立ち位置)
どんな3バックを目指すのか
3バックにも色々ある。
WBがDFラインに吸収されてしまい、
5バックになる事が多かったカタールW杯の日本代表よりも
上図のようにより高い位置のWBである
北中米W杯アジア予選を闘う日本代表でありたい。
3バックのメリットとデメリット
メリットは上述したように、
センターの人数が多い為
味方との距離が近く、ショートパスのコースが多い。
中盤でのプレスやマンマークやカバーなどがしやすい。
自陣ゴール前での守備が多い。
などメリットが多い。
ただしメリットを活かすには、DFラインを押し上げて
中盤をコンパクトにする必要がある。
デメリットは
相手のサイド攻撃に対して枚数が少ない、だけ。
守備の考え方は後述。
攻撃時の考え方
ゴールキックからシャドーまでのビルドアップ
キック力がない為、ゴールキックはCBが
必ずペナライン上の左右内側辺りと前の短い距離でGKから受ける。
無理してボランチ、WB、シャドーを狙わない。
1:ゴールキックを受けた左右のCBは
斜め前外側、高い位置のWB、斜め前内側、少し前のボランチ
真横のCB、斜めの後ろのGKへのショートパス。逆CBへは無理しない。
また、意識したいのは、最低でも相手FW1枚を引きつけ、剥がしてから
ショートパスを出すことにより、少しでも数的優位を作り出したい。
2:CBから受けたWBはターンができたら少しだけ運び、
斜め前のシャドーの足元へ
ターンができなければ、無理せず真横あたりのボランチに展開、
もしくは後ろのCBにダイレクトや2タッチで落としてリズムを作る。
3:CBから受けたボランチが前を向けたら少し運び、シャドーの足元。
もしくはWBの足元を一度経由してから
シャドーの足元など、リズムよくショートパス。
WBは上下動をする役割よりも、
CBやボランチからのショートパスによるビルドアップをする為の逃げ道、
シャドーまで迂回経路、相手DFをワイドに広げ、センターを薄くし
散らす為の、ワイドの受け手としての役割に重きを置く。
シャドーからシュートまでの運び方
トップ下、インサイドハーフではなくシャドーとするのは、
シャドーが2列目からの飛び出しをして、
シュートまで持ち込む意識をする為。
もちろん、いわゆるトップ下的な役割からトップへのスルーパスもあり。
3人による中央突破でゴールを奪う。
シャドーがボールを受けてからの攻め方(案)
・トップへのスルーパスからシュート
・トップの足元へパスを預けて、そのすぐ横、
50センチ〜1メートルくらいをシャドーが走り抜けて、
折り返しをもらい中央突破のドリブルシュート。
・シャドーからシャドーに横パス。
出してのシャドーは前にパス&ゴーをして、
トップとシャドーの2枚でスルーパスの受けコースを作る。
など・・・
パスは相手を引き付けてからパスを出すことを高く意識する。
守備時の考え方
基本は3CBと2ボランチ、およびGKの6枚で守り切る!
プレスのタイミングと準備
前線からのプレスについて、
まず、我々の陣形が上記の基本ポジショニングできているかが重要。
そしてトップが相手2CB、2シャドーが相手2ボランチに対応の準備。
その上で、相手が4バックなのか、3バックかによって異なる。
4バックの場合、相手のセンターがこちらより少ない為、
相手SBに展開してくる状況になりやすい。
2CBがボールを保持している場合、
トップは前田大然のような強烈なプレスではなく、
まず緩やかに2CBの間を断ち切りながら、
そして味方2シャドーと連携し相手ボランチの
パスコースを切る、マークをしながら等、相手SBへのパスを誘導。
相手SBにパスが入れば、
まず味方WGは縦のパスとドリブルコースを完全に切りながら
激しいプレスをかけ、2シャドーはボランチ、トップはCBのパスコースと
GKのバックパスを狙いながらSBにプレッシャーをかけ、
WB、シャドー、トップの3人で嵌めてボールを奪う。
センターの枚数は我々の方が多いので、
パスコースを切りながらプレスをかけるのが重要。
相手が無理なパスを出してくるようであれば、
インターセプトや、トラップと同時のプレス、
相手に前を向かせない中盤のプレスを意識し続ける。
3バックの場合
こちらと同じような陣形になることが想定される為、
マンツーマンで中盤を対応し、ロングボールを蹴らせるようにする。
ショートパスを狙ってくるようであれば、こちらは
インターセプト、ターンをさせないトラップ際のプレス、
相手のミスに重点を置く。
ロングボールの場合はDFラインを高くし、DFラインの裏はGKが対応。
なお、ボールを奪った瞬間はとりあえず、前後左右、
近くの味方に一度預けから展開、
ショートカウンターを狙うのも一つの手段。
サイドでの守備
3バックでは相手のサイド攻撃が弱点になる。
上述のように、相手にとって自陣でSBがボールを持った場合は
味方WBが縦のパス、ドリブルコースを切る。
相手WGやサイドハーフによって、味方WBの裏を取られた場合は
ボランチ、もしくはCBが寄せる。その際、内側を切って外側に追い込む。
特に自陣深い位置ではドリブルでポケットに侵入されないように注意。
サイドレーン(大外)から中に放り込まれた方がまだ、中で跳ね返せる。
CBがサイドに吊り出された場合は、逆ボランチが自陣ゴール前に帰陣。
各ポジションに求める役割と動き
あくまでも私のイメージですが・・・
攻撃(前線の守備)はCF、シャドー、WBの5人
得点はCFとシャドーの3人で協力して中央突破で狙う。
守備(攻撃の起点)はボランチ、CB、GKの6人
サイドから攻撃されたらCBがスライド、
ボランチが下がってセンターを埋める。
CF(トップ)
CFとシャドーは一番走力(スピードや体力)が必要なポジション。
特にCFはディフェンスラインへの裏抜け、相手CBやGKへのプレス(むやみに実施しない)、味方シャドーやボランチ、サイドの選手からボールを引き出すために動きまわり、また相手CBを背負ったポストプレーやシャドーとのポジションチェンジなどもこなすなど、常に相手選手との駆け引きをし、無駄走りも含めて走り続けて欲しいが、体力温存のためのサボりも重要。ただし一番は、裏抜けから縦ポン、縦ポンから裏抜け(どっちが先かわからない)で得点を狙い続けて欲しい。裏抜けが先の場合はプルアウェイからの裏抜け、さらにダイアゴナルランだと受けやすい。前線から下がってボールを受けてポストプレーをする際もダイアゴナルランで下がってくると次のプレーがしやすい(体の向きが良くなるので、ターンや視野の確保が向上)。
また、あえてオフサイドラインに立ち続けて、ディフェンスラインを引き下げる。ディフェンスラインがさがらなければ、CFはオフサイドなのでプレーに関与せず、2シャドーによる2列目からの裏抜けとスルーパスによる攻撃を引き出す。
シャドー(トップ下)
CFとシャドーは一番走力(スピードや体力)が必要なポジション。
特にシャドーは攻撃時の主軸となるポジション。
サイドやボランチからボールを受け、トップにボールを一旦預けて、
そのすぐ脇をスピードで追い越すなど、トップと連動した上下のポジションチェンジをするなどCFと同様、相手DFラインの裏を走力で狙ってほしい。さらに、WBを起点としたボランチとシャドーの3人で三角形を形成し、ビルドアップの受け手として運動力とキープ力が重要。
またCFと2シャドーともできる限り近い位置で三角形を形成、三角形を回転
(時には2トップ、1トップ下)させるようにポジションチェンジをしながら、中央突破。
CFが相手CBやGKにプレスに行った際は、相手ボランチやトップしたへのパスコース(くさび)を確実に切り、インターセプト、セカンドボールを狙いながら、CF、WBと連動しサイドバックに追い込みボールを奪う。
WBとはパス交換、CFとはポジション交換など複雑な運動量が必要。
シャドーからCFへのスルーパスはGK方向を外した斜めを意識、縦のスルーパスはGKにとられやすい。また、2シャドー間での短い横パスを1本入れることにより、相手DFがずれるので、CFへのスルーパスが入れやすくなる。
WB(サイド)
WBはこの3421システムにおいて鍵であり、その役割は攻撃(つなぎ)に重きを置く。相手陣内へ深くドリブルしてセンタリングや、自陣深くまで戻ってディフェンスといった、上下動は少しであるかわりに、高いワイドの位置だけど、味方CBやボランチからボールが届く絶妙な位置、かつ相手中盤の守備網の裏でパスを引き出せる立ち位置で受ける。味方CBやボランチの逃げ道、守備から攻撃への切り替え、シャドーやCFにつなげる迂回路としての役割が一番。
高いワイドのポジションからCFやシャドーをパスでコントロールするなど、攻撃の司令塔的なイメージ。なお、CFが前線からプレス(守備)に行った際は、シャドーと連動して、相手サイドバックにボールを追い込む。縦パス、縦突破ドリブルコースを完全に切る方向から追い込み、味方CF、シャドーと一緒にボールを奪う。また常にワイドの高い位置ポジショニングを意識し、相手の守備を広げる、下げる駆け引きを実施。相手守備が寄ってくれば、味方が中央突破を狙い、よって来なければパスを受けて、相手の守備を外につり出してから、CFやシャドーに展開。ボランチ経由のサイドチェンジも積極的に選択。
ボランチ
ボランチとCBは守備の基本に忠実なプレー、相手と味方ゴールを結ぶライン上に立ち、相手の攻撃に対して徹底的に効率的に動き、疲労を避ける事を意識。味方攻撃陣と含めた全体のポジションバランス、特に縦関係の間延びに注意してコンパクトな陣形を維持。ボール保持時はとにかくCBからボールを引き出す立ち位置、3CBと5角形を形成し、相手のプレスをいなすパス回し、CB、GKへのバックパスも多用し、慌てずに落ち着いてキープし、高い位置のWBつなぐ。CBからパスを受ける際、CBから見たら相手のプレス(ゲート)の奥でパスを受け、相手プレスをパスで置き去りにできる位置で受ける。
また、相手FWやMFにキーマンがいる場合はマンマークに付き、パスが入らないようにする。その際、その選手がMFなのかFWのなのか、相手陣形が1トップなのか、2トップなのかによってマンマークの役割をボランチかCBのセンターかは臨機応変に判断。なおボランチは後ろにCBがいるので
ディフェンスはチャレンジングにインターセプトや激しいプレスに行く。
かわされたらがんばってCBのフォローに戻ることを心掛ける。CBがサイドにつり出されたら、ボールサイドのボランチもサイドの守備に加勢、特に相手内側サポート選手へのパスに対応。もう一枚ボランチがセンターの守備を埋める。できればボランチはチームの中でもキック力がある選手が良い。
CB
CBとボランチは守備の基本に忠実なプレー、相手と味方ゴールを結ぶライン上に立ち、相手の攻撃に対して徹底的に効率的に動き、疲労を避ける事を意識。またフィールドプレーヤの最後列であるため、声掛けにより味方のポジショニング、プレーの選択を細かく指示し続ける。とにかく、CBにボールが来ないようにフィールドプレーヤーのポジショニングを細かく指示。守備時はセンターに絞りラインを揃える。オフサイドトラップは出場メンバーで話し合ってやり方を決める。頑張って高い位置をとり、縦にも横にもコンパクトな守備を心掛ける。GKがボール保持したら、サイドのCBはすぐにワイドにポジショニング。ワイドには開きすぎないでハーフレーンあたりで良い。CB、ボランチ、GKの6人で、落ち着いてボールを回して、相手のプレスをいなす。パスをしたら再度ボールを受けるために、動き直しを心掛ける。パス回しに際しては、できるだけ相手のプレスを引き付け、軽く外してからパスを出す。寄せられる前に緩い味方へのパスは、受け手がプレスを受けやすくなる。味方自陣深い位置のサイドまで運ばれた場合は、CBがスライド。
最悪、中へのセンタリングは許容するが、ドリブルで内側に抜かれないようにディレイをしながらボランチの加勢を求める。
相手のWG的な選手が常時ワイドの高めに開いていたら、CBは相手WGに引っ張られずに、効率的なポジショニングを意識。WGがハーフェイラインあたりでボールを受けたら、縦を切って中に追い込み、ボランチなどと協力してボールを奪う。
最後に
ダメなら、やりづらいなら、
我々が慣れ親しんだ4-2-3-1に戻しましょう。
また、相手が強いなら5バック(5-4-1)でしのぎましょう。
ただ、昨今の日本代表の試合をTVで観戦をする上で
我々とどう役割、動きが違うのかを比較しながら
楽しみむためにも一度3バックをやってみませんか?
メンバー
【1日目】
CF/シャドー:金子、木曽、田中、(枡田)
WB:土谷、枡田、米田、(江本)
ボランチ:西野、松下、(上原、西田)
CB:相川、上原、江本、西田、山本、(米田)
GK:(上原、西田、山本、米田)
【2日目】
CF/シャドー:秋山、金子、木曽、田中
WB:土谷、枡田、米田
ボランチ:木下、坂下、西野
CB:相川、上原、江本、西田
GK:住吉
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