「壁」

ときどき漠然とした大きな不安が頭をよぎる。
本当にこのままで良いのか。果たして本当にプロになれるのか。
4回生になった時にちゃんと試合出てJクラブの練習行って内定勝ち取れてるのか。っていう。

俺みたいな上手くない人にとってはこういう不安な感情はふとした時にどうしても湧き出てくる仕方のない感情なんだと思う。
ただ、不安に思って悩んだところで何も前進しないし、不安を抱いたから上手くなれるなんかあるわけない。こんなこと考えたって仕方がない。

こんな感情に陥りそうになった時にいつも自分に言い聞かせる。
”まだ見えない未来に絶望するよりも今目の前にある現実を全力でやり切るんだ。”
このスタンスは上手く行っている時でも行っていない時でも、どんな状況、立場においても前進を求める限り持ち続けるべきだと思う。

絶対に忘れるな。”できるかな？じゃねぇよ。やるんだよ。”
プロになれるのかとかそんなしょうもないことに悩む時間があるなら今目の前で、１ミリでも成長するために考える、努力する時間に充てるべきだ。

狂ったように唱え続けるんだ。『俺ならできる』って。
狂ったように信じ続けるんだ。『プロで活躍できる』って。
そして、狂ったように努力し続けるんだ。

お母さんに授けてもらった『叶夢』っていうキラキラネーム。
俺は夢を叶えるために生まれてきた。
だから絶対に夢を叶えてみせる。

いま久しぶりに大きな壁にぶち当たってる。
乗り越えるには長い道のりになるだろう。
辛抱の時間の方が圧倒的に長いだろう。
地味で地道な日々を送るだろう。
しんどいだろう。
それでもやってやるんだ。

最後に笑うのは俺だ。
やけん叶うまで絶対に諦めんよ。

”もう負ける人生は懲り懲りだ。”