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#1_「不幸」を糧にする生き方がしたい

「不幸」という言葉に対して思い浮かぶのが,去年の夏に父が自殺したことだ.

自殺までの経緯を語るのは長くなるのと,書いているうちに悲しさや怒りを感じるので今は書かない.

ある学校から編入して,大学3年生になったばかりで「良い1年」にしたかったし,なると思っていた.

楽観視しすぎていた事と自分にしか余裕がなかったことで,身近な人の異変に気づいた時にはもう遅かった.

父は「双極性障害」だった.10年前,僕が小学生の時にも自殺未遂を起こしたらしい(父自身の話).

「双極性障害」は気分が高まったり落ち込んだり,躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気である.世界的には,双極性障害はおよそ100人に1人がかかるといわれています.かかりやすさに男女差はなく,20代から30代前後に発症することが多いとされているが,中学生から老年期まで,幅広い年齢で発症する病気である.

その時は自力で何とか思いとどまることができて,その後精神科医療の病院に入院して,また健康的な生活を取り戻していった.

でも今回はそうはいかなかった.

父が自殺をしてから,この「不幸」は自分にとってこれからどういう意味をもたらし,どのように生きていくべきか強制的に考えさせてきた.

今まで,小さい失敗は沢山あったが,全体で見たら幸せな人生を送ってきた.

とは言っても,今が幸せではないということでもない.

半年以上経てば,当時の悲しさや辛さは,普段通りの生活によって薄れていく.

「自分にとってこれからどういう意味をもたらし,どのように生きていくべきか」

今はまだ分からないが,もう二度と経験しない,経験させないために行動する.

「不幸」は糧であると信じて.


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