2bp BTN vs BB turn 集合分析 ~Low board~
こんにちは。NAOKIです。
このたびturnの集合分析を行ったので、結果をつらつら記事にしていきたいと思います。
今回はLow board編です。
基本的なことはこちらの記事に書いておりますので、ご確認ください。
flop
使用したflopを以下に記します。
9s8s4d 9s7s5d 9s7d5s 9s7d2s 9d6s3s 9d3s2s 9c8d6s 9c8d5s 9c8d3s 9c6d4s 9c4d2s 8s7s5d 8s7d3s 8s6s5d 8s6s4d 8s6d5s 8s5s3d 8s4s2d 8d6s2s 8c7d4s 8c7d3s 7s6s5d 7s6d4s 7s3d2s 7d4s2s 7c3d2s 6s5s2d 6s5d2s 6c3d2s 5s4s3d 5c4d2s 5c3d2s
の32種類(32×49=1568サンプル)
Low boardの分析結果
turnのベットサイズが150%,80%,40%の時に、ベット頻度が30%以上あるボードファクターとチェック頻度が70%以上あるときのボードファクターを以下に示します。
上の結果より以下のことが分かりました。
①ベットサイズは80%が多い。
②Lagが落ちた時、150%ベットの頻度が上がる。
③Overでベット頻度が上がる。
④Flashが落ちた時、他のboardよりベット頻度は比較的高い。
②~④を実際のボードを見て確認していきます。
②Lagが落ちた時、150%ベットの頻度が上がる。
flop 9c8d5s turn 3d
Low boardは比較的Lagが落ちる可能性が低いです。しかし、Lagが落ちたらきっちりオーバーベットを使用します。
③Overでベット頻度が上がる。
flop 9c8d5s turn Kd
flop 7s3d2s turn Th
Flashでないオーバーが落ちた時、150%や80%ベットの頻度が上がります。
flop 7s3d2s turn Ah
しかし一部ボードでAが落ちた時、チェック頻度がかなり上がります。
理由としてはOOP側のハンドの多くが強くなるからです。
フロップでIP側はほぼ全レンジでベットしているのに対し、OOP側はヒット、フラドロ、ストドロそしてAハイでコールします。
ターンのAでストレートやペア+ドロー、Aヒットなど多くのハンドが強くなるのでチェック頻度が上がります。
Overが出たからといって、全部ベットするのは気を付けましょう。
④Flashが落ちた時、他のboardよりベット頻度は比較的高い。
flop 8s7d3s turn スペード (平均ベッド頻度 42.2%)
flop Qs7s4d turn スペード (平均ベッド頻度 36.2%)
flop As6d3d turn スペード (平均ベッド頻度 25.2%)
ターンでflashカードが落ちた時、ハイカード(特にA)がボードにあるほど、チェック頻度が上がります。理由はIP側のフラッシュのコンボが少なくなるからです。ローボードではIP側が持っているフラッシュのコンボがそこまで少なくならないので、ベット頻度が他のボードよりも高くなる傾向があります。
Low boardのまとめ
今回の集合分析の結果をまとめを以下に記します。
①ベットサイズは80%が多い。
②Lagが落ちた時、150%ベットの頻度が上がる。
③Overでベット頻度が上がる。
④Flashが落ちた時、他のboardよりベット頻度は比較的高い。
最後に今回の集合分析のexcelシートを公開します。
ご自由にお使いください。
ターンの集合分析も終わりが見えてきました。
次回は「2bp BTN vs BB turn 集合分析~Pair board~」編です。
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