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レアル・マドリード選手図鑑#2 ”ゴラッソ” マルコ・アセンシオ
今回はレアル・マドリード所属マルコ・アセンシオについて紹介したいと思います。
マドリ―ファンからすると、紹介しなくても知ってるよという人もいるかもしれません。ですが、私の好きな選手なので紹介します!笑
あと、アセンシオの今シーズンの印象や今後の去就について話したいと思います。
1章 大まかな紹介、2章 プレースタイル、3章 経歴、4章 今シーズンの印象etc.の順番で紹介します。
1章 大まかな紹介
マルコ・アセンシオは現在レアル・マドリード所属で、背番号「11」を背負う左利きのFWです。
東京オリンピックではスペイン代表オーバーエイジ枠で選出され、見事なゴールで日本代表を打ち破った選手です。
彼の左足から放たれるミドルシュートは、何度でも見惚れる軌道を描きゴールに吸い込まれていきます。本当に美しいです笑
2章 プレースタイル
続いてはプレースタイルです。
主に右ウィングを主戦場としており、豊富な運動量とスピードがあります。右サイドからカットインしてからの左足でのシュートが彼の得意な形で、彼の凄いところは、何と言ってもシュートセンスだと思います。
大きく足を振らなくても強烈なシュートを打つことができ、ペナルティエリア外から、きれいな曲線を描くシュートや無回転シュートが得意です。
そして、トラップも上手いと思います。個人的にマルセロ、ロドリゴ、アセンシオの3人がトラップ上手だと感じますね。
あと、右ウィングが主戦場と前述しましたが、MFの位置でのプレーもできそうです。21-22シーズン第6節では普段モドリッチがプレーしているポジション(インテリオール)で先発し、ハットトリックを達成。ついでに、レアル・マドリードでスペイン人がハットトリックしたのはラウール以来だそうです。
3章 経歴
マルコ・アセンシオことマルコ・アセンシオ・ウィレムセンはスペイン西部地中海に浮かぶバレアレス諸島のマジョルカ島で産声をあげました。
父親がスペイン人、母親がオランダ人です。アセンシオ(第一姓)が父方、ウィレムセン(第二姓)が母方、名のマルコは、母親がオランダ人サッカー選手マルコ・ファン・バステンにちなんで名付けたそうです。
子どもの頃はバスケットボールなど、様々なスポーツをしていましたが、なかでもサッカーがすきでした。彼のアイドルであるジダンの真似をよくしていたそうです。
だから、ルーレットが得意なのかもしれません笑
そんなサッカー好きな少年はフットサルとサッカー両方の地元クラブに入団します。
当時から活躍していたアセンシオに、現在プリメーラ(一部)のエスパニョールから入団の誘いを受けます。それと同時に地元のマジョルカからも誘いを受けていました。
そして10歳の彼は、地元と家族とともに成長したいと考え、マジョルカを選びます。
そんな順調に思えた彼の人生に不幸が訪れます。それは母親との死別です。まだ、十代前半の少年にはあまりにも辛い出来事です。
それでも、父親と兄とともに支えあって苦難を乗り越えることができました。(ゴールを決めた後、天を仰いでいるのは、”ゴールを母に捧げる”という意味)
壁を乗り越えたアセンシオは、さらに強くなります。
17歳でトップチームデビューを果たし、そのデビュー戦では86分までプレーしました。
トップチームで活躍したアセンシオは、バルセロナやレアル・マドリードなど、様々なクラブが欲しがる選手となっていました。当初はバルセロナが獲得レースにおいて優勢でしたが、子供の頃からファンだったレアル・マドリードを選びます。
この移籍はスペイン人テニスプレイヤーのナダル選手が、ペレス会長に進言したのがきっかけで実現したと言われています。
2014年冬に移籍したアセンシオは、シーズン終了までマジョルカでプレーしました。
シーズン終了後にはエスパニョールに武者修行のためレンタル移籍。
武者修行先では、4G12Aという成績を残し、マドリ―に戻ってきました。
エスパニョールで好成績を残したアセンシオでしたが、スター選手が集まるクラブで自分の居場所があるのか不安でした。それでも、ジダン監督は彼の才能を認め、プレシーズンからチームに合流させ、UEFAスパーカップの出場を約束しました。
約束通り、アセンシオは2016年UEFAスパーカップで先発出場することができ、マドリ―での公式戦デビューを果たしました。
なんと、このデビュー戦でスパーミドルシュートが炸裂。
デビュー戦で点を決めるとは、なかなかもってますね。最近ではカマヴィンガがデビュー戦で決めてましたね。
デビュー戦から1週間後、入団会見が行われます。
アセンシオはスピーチの途中、亡き母親を思いだして涙を流します。
さらにペレス会長のスピーチでは
(アセンシオ家族がマジョルカ島での旅行中に、偶然ペレス会長に出会って)「彼の母親は、将来あなたが獲得する息子のマルコです。そう、私に紹介しました」
と述べました。
そうです、ペレス会長はアセンシオの母親の言葉を覚えていたのです(当時アセンシオが9歳頃)。本当に素敵なエピソードですよね。
レアル・マドリードの一員になって順調にキャリアを歩んでいましたが、2019年プレシーズンマッチのアーセナル戦で、重傷を負ってしまいます。19-20シーズンは絶望的と言われました。
しかし、コロナウイルス感染拡大の影響でラ・リーガが一時中断されたことによって、19-20シーズン中に復帰を果たします。
そして、復帰戦ではメンディの低めのクロスに、左足でゴールを決めます。
まさに「七転び八起き」ですよね。
4章 今シーズンの印象etc.
今シーズンの成績は10G(すべてのコンペティション)で、一応2桁得点です(2022年3月26日時点)。ヴィ二シウスの覚醒が目立ちすぎていますが、アセンシオも復活してきてます。
昨シーズンに比べると、好調に見えるのでこのまま維持してほしいですね。
そんな好調そうなアセンシオですが、強豪相手になるとなかなか良いプレーが、できていない印象です。
やはり、強豪チームだと寄せが速いので得意なミドルシュートも難しいです。それに記憶に新しいPSG戦(2ndleg)で、トラップも上手く決まってませんでした。
次は今後の去就についてです。
アセンシオの契約は2023年6月30日迄。来シーズンにエンバペやハーランドが来るとしたら、出場機会は激減すると思われます。ですので、今夏中に移籍(26歳という年齢も加味)すれば、マドリ―にお金を残すことができます。
個人的には、ベイルが退団する予定なので、左利きのFWは残ってほしいです。それにイスコやセバージョスも退団しそうなので、MFとしての起用もアリかな、なんて思っています。(バルベルデやカマヴィンガという有望な若手もいますが・・・)
最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。